北アルプス・剣岳の麓、富山県中新川郡上市町にある真言密宗の大本山が大岩山日石寺(おおいわさんにっせきじ)。寺伝では奈良時代の神亀2年(725年)、行基の開基といい、本尊は凝灰岩の大岩壁に刻まれた磨崖仏(不動明王像)。磨崖仏は平安時代後期の作と推定され、国の重要文化財に指定されています。
凝灰岩に本尊の不動明王像が彫られている
本尊・不動明王像が彫られた凝灰岩は、火山灰が固まった1000万年前の岩で、大陸から分離し現在の日本列島の位置に移動したころに誕生した岩石という。
大岩山日石寺境内にはこのほか、江戸時代中期築の山門、江戸時代後期築の三重塔もありますが、三重塔は建造時の財政難から壁を省略したというユニークな構造。
八角型の大日堂は昭和50年の建立。
境内には六大(地、水、火、風、空、識)を型どった6つの蛇口から流れる出る六本滝、十二支滝が懸かり、毎年7月1日には、健康と修行の安全、地域の商売繁盛を願って滝開きが行なわれています。
六本滝は、人工滝で、禊(みそぎ=心身を清めて不動尊を参拝)のために造らたもの。
十二支滝は、昭和46年の建設で、滝口には干支(えと)が配されています。
境内から湧き出る霊水「藤水」は、眼病平癒に霊験があると伝えられていますが、科学的にも硼酸分が含まれていることがわかっています。
参道の旅館、食事処では湧水を使った「そうめん」、「ところ天」が名物。
また、門前の料理旅館「大岩館」は、大正時代に建てられたレトロなな木造3階建ての建物が目を引きますが、映画『劔岳点の記』のロケ地にも使われています。
大岩山日石寺では、毎月1日、27日、日曜の11:00〜『不動明王御尊前護摩祈祷』が行なわれています。
名称 | 大岩山日石寺/おおいわさんにっせきじ |
所在地 | 富山県中新川郡上市町大岩163 |
関連HP | 大岩山日石寺公式ホームページ |
電車・バスで | 富山地方鉄道上市駅から町営バス大岩行きで20分、終点下車、徒歩3分 |
ドライブで | 北陸自動車道立山ICから約7.5km |
駐車場 | 200台/無料 |
問い合わせ | TEL:076-472-2301/FAX:076-472-2221 |
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