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森寺城(湯山城)

森寺城(湯山城)

富山県氷見市にある南北約1.2km、東西約0.5kmに及ぶ中世の山城が森寺城(湯山城)。越中三大山城(松倉城・増山城・守山城)に次ぐ規模を誇る大規模な山城で、御殿山と通称される中心部分が史跡となっています。阿尾(阿尾城)から能登へと抜ける荒山峠越えの街道を見下ろす交通の要衝に位置しています。

能登への入口に位置する山城

築城は、永正16年(1519年)、能登守護・畠山義総(はたけやまよしふさ)による神保慶宗(じんぼうよしむね)討伐の頃(当時の名前は湯山城)。

戦国時代まっただ中の元亀2年(1571年)、一向一揆討伐のために越中に出陣した上杉謙信は、小矢部川増水のため、守山城・湯山城(後の森寺城)攻略を断念。
天正4年(1576年)、七尾城攻めの途中、上杉謙信の攻撃で落城しています。
このことは謙信の能登攻略にとって、湯山城(後の森寺城)が重要な地だったことを物語っています。

上杉謙信没後の天正7年(1579年)、織田方の守山城主・神保氏張(じんぼううじはる=妻は織田信秀の娘で、織田信長の姉)が攻略し、佐々成政(さっさなりまさ)の越中入りの後はその支城となっています。

現存する石垣などは佐々成政支城時代に築かれたもの。
羽柴秀吉の越中出陣により佐々成政は降伏し、天正13年(1585年)頃、森寺城も廃城となっています。

土塁や堀切も現存し、中世の山城の様子がよくわかる城跡です。

森寺城(湯山城)
名称 森寺城(湯山城)/もりでらじょう(ゆやまじょう)
所在地 富山県氷見市森寺城山
関連HP 氷見市公式ホームページ
ドライブで 能越自動車道氷見ICから約7km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 氷見市立博物館 TEL:0766-74-8231/FAX:0766-30-718
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

阿尾城

富山県氷見市、氷見市街の北、海に突き出す断崖上の城跡(平山城)で富山県の史跡に指定されるのが阿尾城。阿尾城は、海を睨む戦国時代(中世)の城ですが、築城の年代は不明。史料には、天正・文禄年間(1573年~1592年)の城主として、菊地武勝・安

 

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