毎年7月28日10:00~12:00、宮崎県えびの市の菅原神社で『牛越祭り』が開催されます。直径25cm、長さ4m、地面からの高さ50cmの丸太を設置し、牛にその上を跳び越えさせ、牛の疫病除けや繁栄を祈念する行事。まさに牛の障害物競走で、家畜の無病息災を願って始められたユーモラスなイベント。
黒毛和牛など、今でも毎年約20頭の牛が参加
飾りをつけた黒牛が飼主に手綱を引かれ10mほど助走して丸太を飛び越えます。
黒毛和牛のほか、500kgを超えるホルスタインなど、毎年20頭ほどが参加しています。
牛越祭りは、農家と牛が神前で元気な姿を見せようと始めたのが起源といわれ、400年以上の歴史があり、宮崎県の無形民俗文化財に指定。
牛が農耕に使われていた頃は、田植え作業で疲れた牛の肥育(牛肥え)の意味をも有していました。
最盛期の江戸時代末期には近隣をはじめ、人吉や姶良・伊佐といった遠方からも飾り付けを施した牛600頭が参加していたのだとか。
廃仏毀釈、神仏分離で一時、神社は整理されていたが、牛馬の伝染病が流行ったため、明治7年に再興されています。
菅原神社『牛越祭り』|えびの市 | |
開催日時 | 毎年7月28日10:00~12:00 |
所在地 | 宮崎県えびの市西川北 |
場所 | 菅原神社 |
電車・バスで | JR京町温泉駅・えびの駅からタクシーで15分 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | えびの市観光協会 TEL:0984-35-3838 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag