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羽田発・羽田着のフライト、富士山の見える座席は!?

羽田空港発のフライトで、富士山を眺めることができるルート(航空路)は6つあります。空にも決められた航路があり、天候の変化などがなければ定められたルートを飛びます。羽田発で富士山を眺望できるのは、西に向かうルートで、富士山を挟んで北側5、南側3の合計8ルートがあります。

富士山周辺を西に向かう航空路は8ルート

航空路Y50、右側席から眺めた富士山、宝永火口もバッチリ

空にも航路が定められ、飛行機が飛んでいく方向や飛ぶ高さを決めて、安全に飛行できるようにしています。

羽田発のフライトで、富士山を北側から眺めるのがY884、Y16、Y18、Y20、Y28で、その場合は、左側の座席でないと富士山を見ることができません。
富士山を南側、つまりは右側の座席から視認できるのは、Y50、Y56、Y58ということになります。

富士山周辺の航路は、北から順にY884、Y16、Y18、Y20、Y28、富士山、Y50、Y56、Y58という位置関係で、Y50だと山頂火口や、宝永火口をかなりアップで見ることができます。

逆にY884は甲府盆地の北、奥秩父・金峰山の上空を抜けるので、少し遠く、雲海の上などに富士山を見ることが多くなります。
Y20航路がちょうど中央本線の上空、高尾から甲府上空を飛びます。
Y28は丹沢の上を抜ける航路で、もっとも富士山に近接しますが真上を通るため、逆に真下という可能性もあります。
JALの場合、富士山の真上を通る航空路(Y28)を使うフライトは、九州方面の北九州、熊本、大分、そして岡山、高松、松山、山口宇部が該当するので、真下ということで見えない可能性も。

富士山の南側ではY50が御殿場から静岡市の井川湖上空を抜けるので、南側から富士山や南アルプスの絶景を得ることができます。
Y56、Y58は伊豆半島の上空から駿河湾の上を飛びます。

航空路Y50、初秋の富士山(お盆、秋晴れなどにはこんな姿が)

ANAとJAL、具体的にどちら側を確保すればいい

Y20航空路からの富士山、眼下は甲府盆地

羽田空港の滑走路や航路によっても異なりますが、離陸後およそ10分から15分で富士山近くを通過します(快晴であれば、離陸後すぐに富士山を眺めることができます)。
富士山を過ぎて5分で南アルプス、中央アルプスと日本アルプスを眺めることもできます。

注意したいのは座席の位置。
翼の横では翼に邪魔をされて視界が遮られるので、前方あるいは後方の席の確保を。

ANAの場合は沖縄や南九州の鹿児島、宮崎、四国の高知、徳島、関西国際空港などへの便はかなり遠く離れた南側を飛ぶので右側の窓から遠くに富士山という感じです(見えない場合も多い航路)。

唯一南側のY58航路を飛ぶのがANAの伊丹便で、三浦半島から伊豆上空を抜け富士山を右の窓から眺望できます。
ANAではその他の便はすべて富士山の北側の航路で、神戸便などはかなり富士山に近い場所を飛びます。

逆に西日本から羽田へはその逆になるので、例外もありますがANAに限っては羽田発、西日本発はともに「左に富士山」と覚えておくのがいいでしょう。

羽田発のJALの場合は出雲、小松、長﨑、中部国際、広島、福岡は左側ですが、それ以外の目的地は右側座席から、かなり遠くに見る、あるいは見ることができないということになります。
逆に西日本から羽田に向かう場合は、すべて左側の窓です。
つまりは、JALの場合も左側の座席を確保するのが賢明という感じです。

JALの場合は、「飛行機内から富士山が見えるのはどっちの座席?」に便名を入力すると富士山がどちら側に見えるかを案内するページを用意しているので活用を。

ANAの場合は、「空から見える景色のご案内」で出発地と到着地を入力して検索すると、富士山がどちらに見えるかなどがわかります(たとえば出発地・羽田、到着地・神戸を選ぶと、左側座席で富士山を眺望することが画像とともに紹介)。

西日本から羽田へ向かう飛行機は左側の座席を確保すればOK
羽田発・羽田着のフライト、富士山の見える座席は!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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