1600(慶長5)年の浅野幸長入城後、和歌山城南東の虎口(こぐち=出入口)に位置する大手門として創建。1619(元和5)年、初代和歌山藩主・徳川頼宣(とくがわよりのぶ)入城とともに、峡橋を渡っての参勤交代に不便などの理由で、大手門が北東の一の橋口に改められたため、搦手門(からめてもん=裏門)として改修されています。
藩政時代の裏門で国の重要文化財
切妻造りの櫓門(やぐらもん)で往時には右に御蔵、左に二重櫓が配されていました。
岡口門は、1621(元和7)年、大手(城の正門)を一の橋に移した際に改修された当時のままと推測され、国の重要文化財になっています。
北に接する40mの土塀は往時のもので一枚岩をくり抜いた12ヶ所ある鉄砲狭間(銃眼)にも注目を。
搦め手(裏門)である岡口門から岡中御門跡、中御門跡と歩くと、石垣が割ったまま積む野面積み、石と石の間に合端石を詰めて積む打込み接ぎ(うちこみはぎ)、隙間の無い切込み接ぎ(きりこみはぎ)という石垣の進化を目にすることができます。
和歌山城・岡口門 | |
名称 | 和歌山城・岡口門/わかやまじょう・おかぐちもん |
所在地 | 和歌山県和歌山市一番丁3 |
関連HP | 和歌山城公式ホームページ |
電車・バスで | JR和歌山駅から和歌山バス和歌山港方面行きで6分、公園前下車すぐ |
ドライブで | 阪和自動車道和歌山ICから約5km |
駐車場 | 和歌山城不明門駐車場(70台/有料)・和歌山市中央駐車場(577台/有料) |
問い合わせ | 和歌山城整備企画課 TEL:073-435-1044/FAX:073-426-3905 |
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