和歌山県田辺市中辺路町内井川、中辺路(なかへち)を流れる内井川に懸かる美しい滝が夫婦滝(めおとだき)で、「観音滝」として地元の人の尊崇を集めています。寛永年間(1624年~1645年)、和泉国の猟師の矢敷孫左衛門と滝の主であった大蛇との戦いの伝説が残される滝で、落差は2段で7mほどですがで、訪れる人も多い中辺路らしい秘瀑です。
上下2段に落ちる夫婦滝
『紀伊続風土記』に記される伝承は、滝の上に8尺ばかりの岩穴があり、その岩穴に棲む大蛇が滝の横で娘に変身したので鉄砲で撃つと、岩穴近くで大蛇が死んでいたというもの。
滝の上の岩穴は現在もそのままで、今に伝承を伝えています。
和歌山県道216号(温川田辺線)途中の若宮明神社から内井川沿いの民有林道内井川線に入れば、滝近くの駐車スペースまで車で到達できますが、走行には注意が必要。
名称 | 夫婦滝/めおとだき |
所在地 | 和歌山県田辺市中辺路町内井川 |
ドライブで | 紀勢自動車道上富田ICから約28km |
駐車場 | 民有林道内井川線終点の駐車スペースを利用 |
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