和歌山県有田郡有田川町、蛇行して流れる有田川の景勝地が、粟生の巌(あおのいわお)。国道480号線沿い、有田川と四村川の合流地点に位置する高さ25m、基底部まわり100mという巨大な岩で、その神々しさから神聖視され、神亀4年(727年)創建と伝えられる岩倉神社が鎮座しています。
有田川沿いにある巨大な露岩は、神の降臨する磐座(いわくら)
粟生の巌を見下ろす山裾に鎮座する岩倉神社(祭神は岩倉大神)は、まさに粟生の巌を神が降臨する磐座(いわくら)として崇めるもので、古墳時代以降、信仰の対象になったことが推測できます。
今も年に1回、10月15日の秋季大祭で粟生の巌への渡御を斎行。
空海が生石山で修行中に粟生の巌を見つけ岩倉大明神として祀った、あるいは十津川に潜伏した護良親王(もりよししんのう)が粟生の巌の神徳を聞きつけ、3日間宿陣したという伝説も残されています。
元和2年(1616年)、紀州藩初代藩主・徳川頼宣(とくがわよりのぶ)も参拝。
江戸時代後期に編纂された『紀伊名所図会』(きいのくにめいしょずえ)にも「川中に霊巌あり」と記されています。
粟生の巌 | |
名称 | 粟生の巌/あおのいわお |
所在地 | 和歌山県有田郡有田川町粟生 |
関連HP | 有田川町公式ホームページ |
ドライブで | 阪和自動車道有田ICから約19km |
駐車場 | 岩倉神社駐車場を利用 |
問い合わせ | 有田川町産業振興室 TEL:0737-52-2111/FAX:0737-25-9005 |
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