山形県新庄市、新庄名物「とりもつラーメン」の店が梅屋。平成14年にラーメン店4軒で「愛をとりもつラーメンの会」が結成されていますが、そのなかの一軒です。あっさりした鶏清湯醤油のスープに細縮れの自家製手もみ麺、それに「とりもつ」がどっさり入るという独特のラーメンです。
新庄のもつ煮文化が生んだご当地ラーメン
もともと新庄の農村部で、鶏を飼育する農家が多く、祝い事に鶏を一羽潰し、内蔵(もつ)も一緒に煮込んで味わう習慣がありました。
そのとりもつが居酒屋のメニューに導入され、居酒屋の〆の定番、鶏ガラの醤油ラーメンに、客が余ったモツ煮をラーメンに入れたことが始まりというのが定説。
数種の新鮮なとりもつを醤油と酒だけでじっくりと煮込み、もつ本来の旨味を生かし、さらにひと晩寝かせて使っているのだとか。
「現在の味にたどり着くまで、いろいろ試して試行錯誤を重ねました」と店主の梅本孝一さん。
キンカン、レバー、砂肝、ランカンなど数種類、合わせて20個以上のとりもつがラーメンスープに入っているので、食べごたえもあります。
店のメニューは、「らあめん」、「モツらあめん」、「ちゃあしゅうめん」、「ワカメらあめん」、「ピリ辛らあめん」、「ピリ辛ワカメらあめん」、「中華ざる」、「中華ざるぶっかけ」、「モツ中華ざるぶっかけ」。
これに夏限定の「冷し中華」、冬の夜限定の「肉中華」が加わります。
夏場には、「モツ中華ざるぶっかけ」も人気だとか。
店内はカウンター、テーブルのほか座敷もあって地元ファミリーの利用も多数(地元の人達に愛される店です)。
麺少なめなども選べるので、カロリーなどが気になる人も安心(通常は200gですが、150g、100gと選択可能)。
梅屋(新庄) | |
名称 | 梅屋(新庄)/うめや(しんじょう) |
所在地 | 山形県新庄市千門町3-16 |
電車・バスで | JR新庄駅から徒歩25分 |
ドライブで | 東北中央自動車道東根ICから約42km |
駐車場 | 15台/無料 |
問い合わせ | 梅屋 TEL:0233-22-3910 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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