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王冠富士、真珠富士など、富士山絶景「五変化」とは!?

富士山頂に日が沈む、山頂から日が昇る「王冠富士」(ダイヤモンド富士)、その満月バージョンの「真珠富士」(パール富士)、さらには池や湖に姿を映す「逆さ富士」、富士山登山でのみ鑑賞できる「影富士」、さらにはものすごくレアな海に浮く「浮き富士」という富士山絶景「五変化」を紹介。

王冠富士(ダイヤモンド富士)

富士山頂から太陽が昇る瞬間と夕日が沈む瞬間に、まるでダイヤモンドが輝くような光景が王冠富士(ダイヤモンド富士)。
日没時は富士山の東側、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県などが対象となるエリアで、例年、2回ほどチャンスがあります。

季節的には空気の澄んだ秋〜冬と、5月頃が狙い目です。
東京都内では10月〜11月、1月〜2月に各地でダイヤモンド富士鑑賞のチャンスがあります。

田貫湖、山中湖、本栖湖など手前に湖面、池面があれば、風のない日なら逆さ富士もダイヤモンド富士となるので、ダブルダイヤモンド富士と呼ばれています。
元旦の日にダブルダイヤモンド富士が期待できるのが、富士本栖湖リゾート・竜神池です。

11月〜2月は、東京でダイヤモンド富士 眺望23スポット紹介

富士山頂に太陽が沈むダイヤモンド富士。東京は11月〜2月にチャンスがやってきます。高尾山山頂などは冬至前後の年1回ですが、それ以外のエリアは太陽の動きに伴って、冬至前、冬至後の2回チャンスが訪れます。うるう年など、年によって多少のズレがある

4月と9月は、三浦半島・鎌倉・湘南でダイヤモンド富士

富士山の山頂に太陽が沈むダイヤモンド富士。海水浴シーズンが去った三浦半島では、9月がダイヤモンド富士のチャンス。実は三浦半島は4月の上旬、9月上旬と年2回ダイヤモンド富士のチャンスがありますが、春霞の4月よりも、9月の方がデートに使ってもダ

真珠富士(パール富士)

ダイヤモンド富士が太陽なのに対し、富士山頂に満月が沈んだり、満月が昇るのが真珠富士(パール富士)。
ダイヤモンド富士に比べて、厳かで気品すら感じられる光景ですが、月の満ち欠けは29.5日ほどの周期なので、ダイヤモンド富士に比べると、圧倒的にハードルが高いことに。

富士山麓の御殿場市では地の利を活かして、パール富士のカレンダーを提供しています。

富士山麓で「パール富士」を鑑賞

「パール富士」は、富士山頂に満月が沈む、または富士山の山頂から満月が昇ってくる現象で、太陽が山頂から出る、沈むダイヤモンド富士に対して、気品ある輝きということで「パール」と名付けられています。月は満ち欠けがあるため、ダイヤモンド富士に比べて

逆さ富士

富士五湖、田貫湖など、富士山周辺の湖沼で、風のない日に富士山を鏡面的に投影するのが、逆さ富士。
旧5000円札(表面・新渡戸稲造)、旧1000円札(表面・野口英世)に描かれたのが、本栖湖の逆さ富士です。
デザインは多少異なりますが、実はともに富士山を愛した写真家・岡田紅陽の『湖畔の春』がベースになっています。
逆さ富士は、やはり富士山の代表的な絶景ということに。

千円札の富士山(中ノ倉峠展望地)

旧五千円札と現在の千円札に描かれた富士山は本栖湖北西岸(山梨県身延町)からの「逆さ富士」。紙幣は、写真家・岡田紅陽の撮った写真(『湖畔の春』)を元絵にしています。実際に岡田紅陽が写真を撮った場所は、「本栖湖セントラルロッジ浩庵」裏手の山中、

影富士

富士山がシルエット(影)となって雲海や下界の地表に浮かぶ姿が影富士。
富士山5合目以上に到達した人だけに許される特権で、スバルライン5合目でも運が良ければ出会うことができます。
ただし、日の出から数時間、日没前(夕方)数時間の斜光状態の時に限定されるので、富士登山の際には、ぜひ注目を。

富士山で「影富士」を見る方法とは!?

富士山の絶景といえば、「赤富士」、「逆さ富士」、「ダイヤモンド富士」、そして「ダブルダイヤモンド富士(ダイヤモンド富士+逆さ富士)」。もうひとつ忘れてならないのが、「影富士」で、この「影富士」は、富士山5合目以上に到達した人だけに許される特

浮き富士

富士山絶景「五変化」のうちでもっとも難易度が高いのが、浮き富士。
駿河湾や伊勢志摩の海岸線から富士山を眺める際に、蜃気楼のように富士山が浮かぶのが、浮き富士です。
11月〜2月頃、海に温暖な黒潮が入り込み、上空に寒気がある快晴の日、ふたつの空気層の屈折率の変化で、富士山が浮かんで見えるのです。

伊勢志摩に「浮き富士」シーズンが到来!

遠く離れた富士山が海面から浮かび上がったように見える「浮き富士」。秋から冬の放射冷却で生まれる上位蜃気楼によるもので、三重県志摩市のカメラマン・泊正徳(とまりまさのり)さんの命名。伊勢志摩では秋冬の澄んだ空気の朝、200kmほど離れた富士山

王冠富士、真珠富士など、富士山絶景「五変化」とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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