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穴神洞遺跡(穴神鍾乳洞)

穴神洞遺跡(穴神鍾乳洞)

愛媛県西予市城川町にある縄文時代の遺跡が、穴神洞遺跡(あながみどういせき)で、その下部が鳥巣式石灰岩(とりのすしきせっかいがん)が浸食された穴神鍾乳洞になっています。昭和44年、地元の中学生によって発見された鍾乳洞で、全長300m。観光鍾乳洞として、そのうち75mに遊歩道が整備され、見学が可能。

縄文時代の遺跡の下に鍾乳洞が!

地元中学生がコウモリを採取しに出かけて発見したという穴神鍾乳洞。
鍾乳洞内では、つらら石、石筍(せきじゅん=天井から滴下する水滴中の炭酸カルシウムが洞床上に沈殿し、床から天井に向かってタケノコ状に伸びる鍾乳石)、石柱、水が流れた跡のような石灰華(フローストーン=地下水中の石灰分が結晶化して生じた流れ状の模様)などが観察できます。
洞内の気温は18度〜20度で一定で、夏は涼しく、冬は温かく感じられます。

洞窟上部が穴神洞遺跡で、縄文時代早期(1万2000万年前)以降の土器や装身具、ニッポンオオツノジカの骨など獣の骨が出土しています。

鳥巣式石灰岩は、高知県佐川町鳥巣で最初に発見されたことから命名された石灰岩で、ジュラ紀後期〜白亜紀前期の地層にある石灰岩。
洞内をよく観察すると、二枚貝やウニの化石などを見つけることができます。
また洞内にはコキクガシラコウモリやキクガシラコウモリが生息(コウモリの撮影は禁止です)。

洞窟の環境保護のため、通常は入口が施錠されており、入洞あたっては、事前の予約が必要。

穴神洞遺跡(穴神鍾乳洞)
名称 穴神洞遺跡(穴神鍾乳洞)/あながみどういせき(あながみしょうにゅうどう)
所在地 愛媛県西予市城川町川津南3723
関連HP 西予市観光物産協会公式ホームページ
ドライブで 松山自動車道西予宇和ICから約36km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 西予市観光協会城川支部 TEL:0894-82-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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