今治市通町3丁目、今治城の本丸跡に鎮座するのが、吹揚神社(ふきあげじんじゃ)。明治維新後に今治城内の建築物はすべて破却されていますが、明治5年11月19日、本丸跡に市内の神明宮、蔵敷八幡宮、夷宮、厳島明神の4社を合祀して創建したのが吹揚神社です。
今治城の本丸跡に明治5年に創建された神社
もともと今治城は吹揚城と呼ばれていたので(風や潮、砂など吹き上 げる地勢に由来する地名)、合祀した神社名も吹揚神社としたもの。
祭神は、天照大神(あまてらすおおかみ)、八幡大神(はちまんおおかみ)、事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)、大己貴大神(おおなむちのおおかみ)、そして関ヶ原の合戦後に今治城を築城した藤堂高虎(とうどうたかとら)など。
昭和14年に総台湾檜材で新築した社殿は、昭和20年の今治空襲で焼け落ち、昭和33年に再建されますが、昭和55年に放火で焼失。
現存する社殿は昭和58年3月の再建です。
往時の本丸は西隅櫓、南隅櫓、北隅櫓、月見櫓に囲まれていましたが、天守は藤堂高虎の伊勢転封の際に亀山城に移築したと伝えられ、藩庁としては二の丸御殿が機能していたため、空き地だったと推測されています。
吹揚神社 | |
名称 | 吹揚神社/ふきあげじんじゃ |
所在地 | 愛媛県今治市通町3-1-4 |
関連HP | 吹揚神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR今治駅からせとうちバス今治営業所行きで7分、今治城前下車 |
ドライブで | 西瀬戸自動車道今治ICから約4.6km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 吹揚神社 TEL:0898-22-0369 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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