名古屋国際会議場の南に位置する池泉廻遊式庭園。潮の満ち引きにより刻々と変化する水景を楽しむ「汐入の庭」が中心施設で、築山を木曽の御嶽山(おんたけさん)に見立て、川(木曽川をイメージ)が滝を架け、美しい渓谷を経て池へと流れ込んでいます。当然、池は伊勢湾ということに。
名古屋市随一の規模を誇る見事な日本庭園
中部地方の地形をモチーフにした敷地面積3.7haという東海地方最大級の池泉回遊式庭園。
平成元年に開催された『世界デザイン博覧会』の白鳥会場のパビリオン「日本庭園」が前身で、東海三県を中心とした中部地方の地形をモチーフに、源流から大海までの水の物語がテーマという名古屋らしい庭園となっているのです。
『世界デザイン博覧会』以前は、名古屋城築城のため設けられた材木置場が起源という堀川運河沿いの白鳥貯木場(しろとりちょぼくじょう)などがあった場所です。
尾張藩領だった木曽(現・長野県の木曽谷)で産する尾州檜は、筏が組まれて木曽川を使って下流に運ばれ、白鳥貯木場に集められたのです(白鳥庭園北側の「熱田白鳥の歴史館」で解説されています)。
1時間1サイクルで潮の干満を演出する「汐入の庭」、4段となって落ちる雄滝(上部2段は眺めることができない設計に)など、さらには渓流、水郷と、そんな歴史を背景にした木曽川の上流部から伊勢湾までの水景を巧みに表現しています。
園内には梅、枝垂れ桜、ヤマザクラ、コマクサ、スイレンなど四季折々の花が咲き、ドウダンツツジの紅葉も見事で例年11月中旬〜12月上旬が見頃。
毎週土曜にはガイドツアー(10:00〜・13:30〜)も実施。
池を眺める「汐入亭」では「待っちゃセット」、抹茶、コーヒー、手づくりはちみつジンジャーエールで一息入れることも可能。和菓子セットも人気です。ランチタイムにはきしめん、カレーなども用意されています。
清羽亭内の「茶室清羽亭」では毎月第3水曜に「おもてなし茶席」を開催(有料)。
園内は全面禁煙になっています。
白鳥庭園 | |
名称 | 白鳥庭園/しろとりていえん |
所在地 | 愛知県名古屋市熱田区熱田西町2-5 |
関連HP | 白鳥庭園公式ホームページ |
電車・バスで | 地下鉄名城線熱田神宮西駅から徒歩10分 |
ドライブで | 名古屋高速大高線呼続出口から約3km |
駐車場 | 50台/有料 |
問い合わせ | 白鳥庭園管理事務所 TEL:052-681-8928/FAX:052-681-9288 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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