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宝泉寺

宝泉寺

愛知県瀬戸市寺本町にある曹洞宗の寺、宝泉寺。尾張三十三観音の二十六番札所(観音堂本尊は千手観音)で、正保4年(1648年)の再興。窯垣の小径(かまがきのこみち)の入口に位置していますが、この場所は洞(ほら)、古瀬戸、祖母懐など瀬戸の古窯群に通じる交通の要衝で、寺にもゆかりの文化財があります。

本堂には陶製十六羅漢像が安置

寺伝では、建長4年(1252年)、霊水山神宮寺(神宮寺=神社を管理する寺)として創建とされていますが、江戸時代に再興されるまでの歴史は不詳です。

宝泉寺本堂の陶製十六羅漢像は市指定文化財で、天井を飾る天井絵は、その昔陶器の絵付け職人が描いたとされる見事なもの。
山門は、全国的にも珍しい上下2層構造の竜宮造り、階上部分は鐘楼になっています。
山門脇の「山門禁葷酒」(さんもんきんくんしゅ)と記された石碑は、禅宗の寺なのでネギやニラなどの臭う野菜や酒を持ち込むなという意味なので、ご注意を。

毎年11月8日・11月12日の『お薬師さん』は懐かしい縁日の雰囲気。
たくさんの飴が売られたことから「あめんぼまつり」とも呼ばれています。

宝泉寺
名称 宝泉寺/ほうせんじ
所在地 愛知県瀬戸市寺本町30
電車・バスで 名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅から徒歩15分
ドライブで 東海環状自動車道せと赤津ICから約4km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 宝泉寺 TEL:0561-82-2316
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

窯垣の小径

愛知県瀬戸市は、「陶所(すえと)」が転じて瀬戸となった(『尾張地名考』)といわれる、1000年余りの歴史を誇る焼き物の町。「窯垣の小径」(かまがきのこみち)は、その昔、洞(ほら)などの窯場へ通う職人が往来し、窯から出された製品が運ばれていた

窯垣の小径資料館

愛知県瀬戸市、窯垣の小径(かまがきのこみち)途中にある洞(ほら)地区の本業焼(ほんぎょうやき)の窯元の家(旧寺田兼之丞家住宅)を再生して資料館として公開したものが、窯垣の小径資料館。窯垣の小径資料館の浴室やトイレの壁や床には「本業タイル」と

洞本業窯(瀬戸本業窯)

愛知県瀬戸市の瀬戸焼の中心地、洞(ほら)地区にある、連房式登り窯が瀬戸本業窯の洞本業窯(ほらほんぎょうがま)。登り窯の一種で、本業製品(江戸時代後期になって瀬戸に登場した「新製焼」の磁器に対し、旧来からの陶器を本業と呼ぶ)を焼成した窯で、一

 

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