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鳳来山東照宮

3代将軍・徳川家光が造営を発願して創建されたのが鳳来山東照宮(ほうらいさんとうしょうぐう)。完成は1651(慶安4)年、4代将軍・徳川家綱の時代で、日光東照宮を模して建てられた本殿は、江戸初期の建築法を残す貴重なものとして、国の重要文化財に指定されています。日光東照宮、久能山東照宮とともに「三東照宮」のひとつ。

3代将軍・徳川家光が造営を発願した東照宮

徳川家光が、鳳来寺山を選んで東照宮を創建したのは、日光東照宮を参拝した際に読んだ『東照社縁起』に、松平広忠の奥方(於大の方)が鳳来寺山に籠もり薬師如来に祈願して、家康が誕生したと記されていたことによると伝わっています。

つまりは「神君ゆかりの鳳来寺山」に東照宮を創建しようと考えたわけです。
そんな由緒から鳳来山東照宮は、子授けでも信仰を集めています。

主祭神は、東照大権現(徳川家康)。鎮守三社の山王権現、熊野権現、白山権現を合祀しています。

創建にあたっては、江戸城内、紅葉山御殿に祀られていた御宮殿(厨子)と御神像を遷座させています。

江戸時代に鳳来寺山に東照宮が建立されると、鳳来寺も徳川幕府が中興。
山麓には巨大な門前町が形成されました。

遠州の秋葉山とを結ぶ参詣の道の宿場としても機能し、往時には旅寵が50軒も軒を連ねました。

徳川家光が造営した鳳来寺の建築物は、その後の火災で仁王門を残して大部分を失っていますが、東照宮は焼け残り、今も往時の荘厳な雰囲気を残しています。

本殿、中門、左右透塀、拝殿、水屋が国の重要文化財。

鳳来山東照宮の『大祭』は、4月17日。
徳川家康の没日が元和2年4月17日(1616年6月1日)であるため、4月17日に『大祭が斎行されています。
12月26日には『生誕祭』も執り行なわれています。

鳳来山東照宮のおもな年中行事

1月1日=元旦祭・初詣/新しい年を迎え、一年の繁栄を祈願します
2月17日=祈年祭/旧暦の1月3日にあたり、五穀豊穣と国の繁栄を祈願します
4月17日=例祭/祭神である徳川家康の命日です
9月17日=創建記念祭/鳳来山東照宮は慶安4(1651)年9月17日創建
11月23日=秋の例祭(新嘗祭)/新穀を神前にお供えし、五穀豊穣を感謝します
12月26日=生誕祭/徳川家康の誕生日です
12月31日=除夜祭・大祓式

鳳来山東照宮
名称 鳳来山東照宮/ほうらいさんとうしょうぐう
Houraisan-Toshogu Shrine
所在地 愛知県新城市門谷鳳来寺4
公式HP 鳳来山東照宮公式ホームページ
電車・バスで JR本長篠駅前から豊橋鉄道バス田口行き、鳳来寺山頂行きで8分、鳳来寺下車、徒歩15分
ドライブで 新東名高速道路新城ICから約15km
駐車場 鳳来寺パークウェイ山頂駐車場(180台/有料)
問い合わせ 鳳来山東照宮 TEL:0536-35-1176

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