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堀川ギャラリー(旧加藤商会ビル)

堀川ギャラリー(旧加藤商会ビル)

名古屋市中区、広小路通と堀川が交差する納屋橋のたもとにあるのが堀川ギャラリー。昭和6年築の旧加藤商会ビルは、輸入貿易商の加藤商会の本社だった建物で国の登録有形文化財。現在、地下1階は堀川ギャラリーとして、堀川でのイベントなその情報の集積・発信などのスペースとして使われています。

国の登録有形文化財になった3階建てのビル

加藤商会の創業者・加藤勝太郎(かとうかつたろう)がシャム国(タイ王国)の名誉領事に任命されていたため、戦前にはシャム国の領事館にもなっていました。
現在、1階~3階までの地上部分がタイ料理レストラン「サイアムガーデン」、地下が堀川に関する歴史や資料を展示する堀川ギャラリーになっています。

加藤勝太郎は、明治18年に愛知県中島郡大里村(現・稲沢市)で生まれ、名古屋商業学校(現在の名古屋市立名古屋商業高等学校)卒業後、貿易商を志して単身香港に渡り、帰国後、名古屋で商社を興しています。
名古屋貿易会の初代会長などの要職を歴任。
加藤商会ビルは、もともとあったレンガ造りの加藤商会の建物を取り壊し、昭和6年頃、耐震性の高い鉄筋コンクリート造3階建に建て直したもの。
当時、加藤商会は、輸出入業務を行なっていたため、堀川の舟運を利用することが便利なようにと、堀川に面した地下階西側に出入口が設けられていました。
1階部分は石貼風に仕上げ、2階と3階部分はレンガタイル張りです。
加藤商会は平成6年に解散したため(建物は昭和42年に中埜産業に売却され、中埜産業が名古屋市に寄付)、旧加藤商会ビルという名で呼ばれています。

堀川ギャラリー(旧加藤商会ビル)
名称 堀川ギャラリー(旧加藤商会ビル)/ほりかわぎゃらりー(きゅうかとうしょうかいびる)
所在地 愛知県名古屋市中区錦1-15-17
ドライブで JR・地下鉄名古屋駅、名鉄名古屋本線新名古屋駅、近鉄名古屋駅から徒歩10分
駐車場 アクアタウン納屋橋駐車場(175台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 堀川ギャラリー TEL:052-202-3401
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

堀川・納屋橋

慶長15年(1610年)、名古屋城(現・愛知県名古屋市)築城の際に福島正則(ふくしままさのり)によって開削された運河が堀川。名古屋城建築の資材も運ばれたほか、明治以降は名古屋城周辺で作られた陶器を名古屋港に運ぶ舟運にも利用され、名古屋発展に

 

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