愛知県名古屋市中区大須2丁目、大須商店街・仁王門通りにあるのが、大須ういろ本店。全国ブランドである名古屋のういろメーカーのひとつ、大須ういろ。昭和23年に大須羊かん店として大須観音の門前で創業したので、トレードマークも赤提灯となっているのです。
大須ういろ発祥の店は仁王門通りに!
名古屋ういろうのルーツは、餅文総本店で、尾張徳川家に献上したことでも知られる、現存する最古参のういろうメーカーですが、大須ういろは、戦後の開店ながら、大須観音の参詣者、名古屋駅での販売で好評を博して、全国ブランドにまで成長したのです。
創業者の村山きぬは、戦後、夫・村山正夫が営んでいた飛行機・自動車部品業の先行きを心配し、大須観音の門前で菓子製造業を創業。
「大須ようかん」が主たる商品で、大須商店街にも戦前の勢いはなかったため、鉄道弘済会(KIOSK)に日参、駅での取り扱いも始まり、さらに昭和24年には「大須ういろ」の販売を開始しています。
CBCラジオや東海ラジオなどを使って「ポンポンポンと時計が三つ。坊や、お八つを、食べました♫」のCMソング(公募で誕生したCMソング)を15:00の時報の後に流すことで認知度を高め、大須ういろは東海地方に定着。
東海地方では知らない人がいないこのCMの放送は、令和2年3月31日に終了していますが、すでにCMが必要ないほどの全国区という証でもあるのです。
「ういろ」にこしあん加えた「ないろ」は大須ういろのオリジナルヒット商品(大須ういろは「ういろう」ではなく、「ういろ」と表記)。
ういろは「外良」、ないろは「内良」と書くので名古屋では縁起物として使われることも多いのです。
現在では「大須きしめん」なども販売しています。
大須ういろ本店 | |
名称 | 大須ういろ本店/おおすういろほんてん |
所在地 | 愛知県名古屋市中区大須2-18-42 |
関連HP | 大須ういろ公式ホームページ |
電車・バスで | 名古屋市営地下鉄大須観音駅から徒歩4分 |
ドライブで | 名古屋高速2号東山線白川出口から約1km。または、名古屋高速都心環状線東別院出口から約1.5km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 大須ういろ本店 TEL:052-201-2000 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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