愛知県名古屋市中区大須2丁目、明治12年創業の老舗ういろう店が「青柳ういろう」のブランドで全国的にも有名な青柳総本家。本社は名古屋市守山区ですが、そのルーツとなるのは、青柳総本家大須本店。青柳という屋号は、初代・後藤如休が、尾張藩最後の藩主・徳川慶勝(とくがわよしかつ)から贈られたもの。
「青柳ういろう」で知られる青柳総本家の本店は大須に
定番のういろうのほか、「きしめんパイ」、「カエルサブレ」、和洋折衷スイーツ「ケロトッツォ」など数々のヒット商品がある青柳総本家。
直営店ならではの商品は職人が手作りで蒸し上げる「生ういろう」(昔ながらの製法で、ういろうを蒸し上げた後、包装)で、もっちりとした食感は絶品。
おいしくて安いという実用本位の名古屋人を納得させる逸品が「ういろう」。
ひとくちサイズのういろう「ひとくち」は昭和61年の販売ですが、こちらも食べやすいと好評です。
こしあん風味のういろうは「上がりういろう」と呼び、「ポポポィのポィ♪ おくちへポィ♪ しろ・くろ・まっちゃ・あがり・コーヒー・ゆず・さくら~」のCMは名古屋圏ではお馴染み。
『おもちゃのチャチャチャ』などの童謡、さらに『鉄人28号』、『パーマン』、『マッハGoGoGo』、『ドラえもん』などのアニメ主題歌で有名な作曲家・越部信義(こしべのぶよし)が手掛けたのが『青柳ういろうのうた』で、さすがに一流が手掛けた歌は、耳に残るようです。
「あがり」というのは、しろういろうに上がり餡(こし餡)がミックスした米粉のもっちりとした食感となめらかなこしあんの舌ざわりが特徴のういろうで、ういろうと羊羹のハーフともいえる存在。
昭和34年、皇太子(平成天皇)成婚記念で発売したものです。
現在、「コーヒー味」と「ゆず味」の販売は期間限定で、通常は販売がありません。
ちなみに、柳に飛びつくカエルの商標は、柳を英語でWillow(ウィロウ)と呼ぶ語呂合わせと洒落ています。
青柳総本家大須本店 | |
名称 | 青柳総本家大須本店/あおやぎそうほんけおおすほんてん |
所在地 | 愛知県名古屋市中区大須2-18-50 |
関連HP | 青柳総本家公式ホームページ |
電車・バスで | 名古屋市営地下鉄大須観音駅から徒歩3分 |
ドライブで | 名古屋高速2号東山線白川出口から約1km。または、名古屋高速都心環状線東別院出口から約1.5km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 青柳総本家大須本店 TEL:052-231-0194 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag