愛知県常滑市(とこなめし)、名鉄常滑線・空港線常滑駅から、やきもの散歩道の起点となる常滑市陶磁器会館への途中にある巨大な招き猫が見守り猫とこにゃん。頭部だけで高さ3.8m、幅6.3mの巨大さで、壁の上からひょっこりと顔をのぞかせているスタイル。
「招き猫通り」の壁から巨大な猫が顔を出す!
道路沿いのコンクリート壁には、常滑ゆかりの陶芸家・職人39人によって作られたさまざまな猫のオブジェが飾られており、「招き猫通り」の名で親しまれています。
その「招き猫通り」の壁からひょっこりと顔をのぞかせるのが見守り猫とこにゃん。
「とこにゃん」の名は、平成20年8月に愛称を募集し、1404点(1092種類)の中から選ばれたもの(「とこにゃん」での応募者は57人、カタカナなど別の表記も43人)。
平成18年に「ひこにゃん」が生まれているので、いかにも「ひこにゃん」に引っ張られたネーミングです。
見守り猫とこにゃん、その名の通り、常滑市街を見守るように配され、巨大さゆえに、名鉄常滑駅ホームや車窓からも視認できます。
常滑系招き猫とは!?
実は、見守り猫とこにゃん、半田市の乙川土人形(垂れ目で小判を持った二頭身の招き猫)を源流に、戦後に「冨本人形園」の冨本親男氏が完成させたという典型的な常滑系の招き猫。
その特徴は、二頭身フォルムの三毛猫、福を招くふくよかな顔と大きな耳、愛らしい大きな垂れ目、金色の爪、手にする大きな小判。
戦後生まれですが、常滑系招き猫は、鋳込み成形の技術を用いて陶器製の招き猫の量産をスタートさせ、高度経済成長期に日本列島を席捲。
常滑が日本一の招き猫生産地となるのとともに、今や、日本中の招き猫がこの常滑系に。
足の先まで、常滑系招き猫の全身像を見たい人は、イオンモール常滑へ。
高さ6m50cmという世界最大級の常滑系招き猫「おたふく」が出迎えてくれます。
ちなみに、日本で初めて磁器製の招き猫が焼成されたのは瀬戸で、明治30年代のこと。
見守り猫とこにゃん | |
名称 | 見守り猫とこにゃん/みまもりねことこにゃん |
所在地 | 愛知県常滑市栄町2丁目 |
関連HP | とこなめ観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 名鉄常滑駅から徒歩10分 |
ドライブで | 南知多道路半田常滑ICから約2km |
駐車場 | 見守り猫とこにゃん https://tabi-mag.jp/ai0468/ |
問い合わせ | 常滑市観光プラザ TEL:0569-34-8888 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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