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仁賀保高原風力発電所

仁賀保高原風力発電所

かつての油田の町・にかほ市に、平成13年完成したのが、クリーンエネルギーの代名詞たる風力発電施設。年間平均風速約7.1m/sという仁賀保高原の気象条件に白羽の矢がたったわけなのですが、のびやかな高原地帯を縦断する道沿いに立ち並ぶ高さ90mの風車と、残雪たたえる鳥海山という、新たな景観は、訪れる観光客をうならせています。

新しい発電所が2023年3月予定で建設中!

古くから「燃える水」石油が出る場所として、また最盛期の昭和10代には「不夜城」とも称された院内油田。
平成7年を最後に全ての櫓が操業を停止、最大394本もの井戸が林立した油田開発の歴史に幕を閉じました。そんな石油に代わって仁賀保で生み出す新たなエネルギーが、風力発電。

電源開発(J-POWER)が鳥海山北側山麓、標高500mの仁賀保高原に設置したもの。
景観などに配慮して風車を一列に配置する、大容量風力発電機を採用してその数を抑制するなどの配慮がなされています。

仁賀保高原の高台に位置する休憩施設「ひばり荘」を起点にサイクリングコースも整備され、展望台からは日本海や男鹿半島、出羽山脈など360度の眺望が広がります。
休憩施設「ひばり荘」から眺めた時に、風車が鳥海山にかぶらないように設置されている点にも注目を。

ちなみに計15基ある発電機の総出力は2万4750kW。
年間5100万kWhの発電量は一般家庭約1万5000世帯分の年間消費電力量に相当するとか。

新仁賀保高原風力発電所を建設!
電源開発(J-POWER)では29基(2300kW/基)の新仁賀保高原風力発電所の建設を進め、2019年3月から稼働。
仁賀保高原風力発電所の既存15基は大型化して11基に集約。
建て替え工事を行ない、2022年3月から既存風車撤去が始まり、2023年3月が稼働の予定。
建て替え工事、新設工事などで立ち入り不可などの場所が出るので注意が必要です。

取材班おすすめ! にかほ市・遊佐町・鳥海登山の宿はここ!

象潟夕日の宿 さんねむ温泉

鳥海山の秋田県側の入口、秋田県にかほ市、象潟駅から徒歩20分の地に建つ2015年4月にオープンした温泉ホテル。
全33室の客室は、ツイン、ファミリールーム(和洋室)、和室など7タイプあり、家族旅行にも絶好です。
源泉かけ流し(単純硫黄泉)の1階大浴場からは日本海、3階展望浴場から鳥海山を眺望。
夕食は日本海御膳などの会席料理、朝食は和定食です。

鳥海温泉 遊楽里

鳥海山の山形県側の入口、山形県遊佐町にある設備充実の公共の宿(温泉ホテル)。
和室(6畳、8畳、10畳)を中心に、ツイン、和洋室(4名利用可能)、特別室(6名まで利用可能)の4タイプあって、ファミリーにも対応しています。
温泉は茶褐色の塩化物泉で、24時間かけ流しで利用可能。
夕食は、庄内豚のしゃぶしゃぶプラン、アワビの踊り焼きプラン、カニのしゃぶしゃぶプランなどが自慢。
料金設定はかなりエコノミーです。
JR吹浦駅またはJR遊佐駅から送迎も可能。

仁賀保高原風力発電所
名称 仁賀保高原風力発電所/にかほこうげんふうりょくはつでんしょ
所在地 秋田県にかほ市馬場
関連HP にかほ市観光協会公式ホームページ
ドライブで 日本海東北自動車道酒田みなとICから約47km。または、本荘ICから約25km
駐車場 80台/無料
問い合わせ にかほ市観光協会 TEL:0184-43-6608
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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