小坂鉱山の歴史・文化を中心に、十和田湖の生い立ちなど小坂町の歴史、自然などを解説するミュージアム。今から1300万年ほど前の海底火山活動で造られ、小坂鉱山発展のもととなった黒鉱、曹源院裏手にある小坂環状列石墳墓(ストーンサークル)など、多様な展示が興味を引きます。入館無料なのでぜひお立ち寄りを。
小坂鉱山発展で秋田県第二の都市となった明治後期の小坂町を知る
小坂鉱山の発展で、明治の後半には秋田市に次ぐ秋田県下第二の都市となった小坂町。
郷土館では「ふるさとのおいたち」、「まちの近代化を支えた小坂鉱山」、「魅力あふれる自然の秘密」という3つのテーマで解説しています。
1816(文化13)年に開発が始まった小坂鉱山は、明治34年には銀の生産高日本一を誇り、明治日本の近代化を支えた代表的鉱山のひとつ。
明治38年には、巨費を投じて小坂鉱山事務所が建設され、のちに鉱山の娯楽施設として建設された芝居小屋・康楽館(こうらくかん)とともに、日本の近代化産業遺産として、国の重要文化財に指定されています。
そんな豊富な鉱物資源が眠っていた小坂や鹿角などの北鹿(ほくろく)地域は、1500万年ほど前の海底火山によって形成された地盤といわれますが、十和田湖もその火山活動によって生まれ、縄文・弥生時代の人々の生活も営まれてきたのです。
館内では、そんな十和田湖周辺の大地の形成過程も、土器や石器、映像などで紹介。
また小坂町の歴史とは切っても切れない小坂鉱山の変遷を、ジオラマや資料とともに解説しています。
屋外にも展示場があり、鉱山開発や文化の発展に必要不可欠だった発電システムや上水道のモニュメントなどを設置。
小坂町総合博物館郷土館 | |
名称 | 小坂町総合博物館郷土館/こさかまちそうごうはくぶつかんきょうどかん |
所在地 | 秋田県鹿角郡小坂町小坂中前田48-1 |
関連HP | 小坂町公式ホームページ |
ドライブで | 東北自動車道小坂ICから約1.8km |
駐車場 | 15台/無料 |
問い合わせ | 小坂町総合博物館郷土館 TEL:0186-29-4726 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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