埼玉県行田市にある古代蓮の里。行田市は国の特別史跡に指定される埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)があり、古代から拓けた地。そんな行田で公共施設建設工事の際に、出土した種子が自然発芽し甦り、池に開花したのが古代蓮。行田蓮(古代蓮)など42種類12万株の蓮は6月中旬〜8月上旬が見頃。
蓮の最盛期は、6月下旬〜7月下旬、花の見頃は午前中
偶然に工事で蘇った蓮は、1400年前~3000年前の蓮と推測され、花弁の数が少ない原始的な形態。
工事の凹地に水がたまり、そこを自生地に蘇ったため、自生地から古代蓮の里に移植して、増やしています。
もともと、古代蓮の里一体は、2000年前の縄文海進の際(温暖で海が内陸奥まで入り込んでいました)にはたくさんの水生植物が茂る湿地帯だった地。
そのときに花咲いた蓮の実が地中深く潜り、昭和46年、新しい焼却場施設を建設する造成工事で、再び日差しを浴びて復活したというのが、行田蓮(古代蓮)再生のストーリーです。
昭和48年、埼玉大学・江森貫一元教授が、出土した縄文土器と、古代蓮として知られている大賀蓮の例を参考に、2500年〜3000年前ころのものと推定しています。
その後、昭和50年の日本アイソトープ協会の測定でおよそ1400年前のものという結果が出たので、1400年前~3000年前の蓮としているのです。
蓮の最盛期は、6月下旬〜7月下旬。
この時期をお見逃しなく。
「古代蓮の里」で古代蓮が見頃 | |
開催日時 | 6月下旬〜7月下旬 |
所在地 | 埼玉県行田市小針2375-1 |
場所 | 古代蓮の里 |
関連HP | 古代蓮の里公式ホームページ |
電車・バスで | JR行田駅・秩父鉄道行田市駅から行田市市内循環バスを利用(蓮の開花期間の土・日曜、祝日は、JR行田駅からシャトルバスも運行) |
ドライブで | 東北自動車道羽生ICから約12km |
駐車場 | 南側駐車場(356台/6月中旬〜8月上旬は有料)・北側駐車場(142台/6月中旬〜8月上旬は有料) |
問い合わせ | 古代蓮の里 TEL:048-559-0770/FAX:048-559-0784 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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