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東京23区で利用者がもっとも少ない駅は、お台場に!

青海駅

2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員が、首都圏でもっとも少ない駅は、なんと735人。それが新交通ゆりかもめ・青海駅(あおみえき/東京都江東区)です。平成7年11月1日に開業した駅ですが、駅北側に隣接の2022年8月までに「パレットタウン」全施設の営業が終了、利用者が激減したことが原因です。

海側は東京港とコンテナ埠頭を眺望

お台場の空撮、パレットタウンの観覧車は解体済み

2023年度の1日あたりの平均乗車人員は、735人。
平均降車人員は748人なので合計した乗降者数は1483人ということに。
2019年度は乗降者数が1万1883人だったことを考えるとなんと8分の1にまで減少したことがわかります。
隣接の東京ビッグサイト駅は1万9353人なので、ひと駅の違いでケタ違いの少なさということになります。
日の出桟橋の最寄り駅である日の出駅も乗降客数の少ない駅ですが、2023年度は2405人と青海駅のよりも1000人ほど多い数字となっています。

パレットタウンの営業終了後は、駅の南側にコンテナ埠頭があるだけなので、首都圏一の閑散駅となったわけですが、2024年3月1日(金)、完全没入体験テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」(ゆりかもめ・青海駅に直結)が誕生。
さらに2025年秋に、パレットタウン跡地に「トヨタアリーナ東京」が営業を開始すると再び活気ある駅が戻ってくるのかと思われます。

以前は、大観覧車に乗る目的などで「パレットタウン」に行こうと、青海駅を検索し、間違って青梅駅と入力、気がつくと奥多摩にある青梅線・奥多摩駅だったという笑い話のような事件が多発しましたが、今後はどうなるのでしょうか。

ゆりかもめは、開業前は赤字も危惧されましたが、利用者は想像以上に多く、2023年7月には累計利用者数が10億人を突破、黒字路線となっています。

ゆりかもめによれば、青海駅は、「臨海副都心のシンボルゾーンにふさわしい町名として、すがすがしく、優れたさまを表しています」とのこと。

駅の南側は、東京港でコンテナ埠頭が眼前に
東京23区で利用者がもっとも少ない駅は、お台場に!
所在地 東京都江東区青海1-3-14
場所 青海駅
関連HP ゆりかもめ公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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