サイトアイコン ニッポン旅マガジン

第40回有松絞りまつり|2024

有松絞りまつり

2024年6月1日(土)〜6月2日(日)、愛知県名古屋市緑区有松で『第40回有松絞りまつり』を開催。東海道五十三次の間の宿だった有松宿(ありまつしゅく)は、有松絞で有名。名古屋市の町並み保存地区第1号として指定された有松で、有松絞りパレード、特別展示、体験教室などが行なわれます。

絞り製品をじっくりと選んで購入可能

土曜日に行なわれる『有松絞りパレード』は、ポッカレモン消防音楽隊などの音楽隊が有松郵便局前、祇園寺前を起点に有松宿をパレードします。

有松あないびとの会による有松の史跡と名所を案内するツアー『町並みツアー&よもやま話』、若手絞り職人による実演など様々なイベントが用意されています。

また開催期間中は既存の店舗に加えて、工業組合のポップアップも多数出店、絞り製品をじっくりと選んで購入可能。

江戸時代初期に有松で始まった有松絞りは、尾張藩が藩の特産品として保護し、開祖の竹田庄九郎を御用商人として取り立てたことで繁栄します。
東海道を行き交う旅人も故郷への土産としたため、街道一の名産品として発展しました。
歌川広重の『東海道五拾三次』に「鳴海 名物有松絞」がありますが、これは鳴海宿(なるみしゅく)ではなく、隣の間の宿である有松宿を描いたもの。

当時の浮世絵では、鳴海宿は、鳴海潟(なるみがた)や千鳥塚(ちどりづか)のような名所旧跡ではなく、近隣の有松村の絞店が描かれるのが定番でした。
有松村では木綿に絞り染めをした浴衣の生地が盛んに生産されており、広重も名産、絞り商品に焦点を置いて描いています。

第40回有松絞りまつり|2024
開催日時 2024年6月1日(土)〜6月2日(日)9:00〜17:00
所在地 愛知県名古屋市緑区有松
場所 有松東海道一円
関連HP 有松絞りまつり公式ホームページ
電車・バスで 名鉄有松駅から徒歩すぐ
駐車場 大高緑地公園内臨時駐車場を利用(大高緑地公園第2駐車場から無料シャトルバス運行)
問い合わせ 有松絞りまつり実行委員会 TEL:052-621-0111(有松・鳴海絞会館内)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

旧東海道有松の家並み/名古屋市有松重要伝統的建造物群保存地区

地鯉鮒宿(ちりふしゅく/現・知立市)と鳴海宿(なるみしゅく/現・名古屋市緑区鳴海町)の間にある東海道の宿場(間の宿)が有松宿で、間の宿ながら愛知県内の宿場では往時の様子をもっとも色濃く残している宿場です。1608(慶長13)年に尾張藩の奨励

有松・鳴海絞会館

江戸時代に東海道の「間の宿」として栄えた有松(ありまつ/名古屋市緑区)の名物が有松絞り。その家並みは重要伝統的建造物群保存地区となっていますが、その一画に建つ有松鳴海絞会館は、絞りの歴史資料や技術を、実物で展示解説する資料館。江戸時代の東海

有松天満社

愛知県名古屋市緑区鳴海町にある有松宿の氏神が有松天満社。鳴海宿と池鯉鮒(ちりふ)宿との間に位置し、茶屋集落(間の宿)として発展した宿場が有松宿。もともとは祇園寺の境内にありましたが、寛政3年(1791年)、現在地に遷座し、文化7年(1810

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了