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賀茂神社『足伏走馬』|近江八幡市|2024

賀茂神社『足伏走馬』

2024年5月6日(月・振替休)、近江八幡市の賀茂神社で『足伏走馬』(あしふせのそうめ)が行なわれます。天智天皇の時代に一帯に日本で最初の官営の牧(国営牧場)がつくられ、その後賀茂神社の創建とともに、赤と黒の古来の衣裳を身にまとった騎手が境内の馬場にて競争する『足伏走馬神事』が行なわれるように。

平城宮で行なわれた古式競馬を今に伝える神事

天平8年(736年)、に京の上賀茂神社から祭神を勧請して創建した古社。
全国賀茂三社の一社で、競馬、交通安全、縁結び、安産にご利益があるとして尊崇を集めています。

神社には白馬奏覧神事、草競馬、流鏑馬など多くの馬に関する儀式が伝わっていましたが、現在も続けられているのが『足伏走馬神事』。
7頭の馬が400mの馬場を2頭ずつ競争し、トーナメント方式で1等、2等、3等を決定する古式の競馬(きそいうま)で別名「七頭の馬、七番の神事」とも。
「出馬の木」がある出発地点に2頭の馬が並び、合図とともにゆっくりと数m先の「三鞭の木」まで進む。
太鼓の合図で騎手が「オー、オー、オー」のかけ声を上げ、鞭(むち)を3回たたいて競走。
目印の「勝負の木」の地点に早く到達した方が勝ちとなります。
組み合わせを変えてこれを7回行ない、3位までの順位を決定。
神事終了後には草競馬も行なわれ、深緑の木々の間を馬たちが颯爽と走り抜けます。

一帯に牧があったことで、馬の調教も行なわれ(天智天皇が神事などに使う馬を育てる官営の調教所を設置)、京の下賀茂、上賀茂神社で行なわれる競馬には、『足伏走馬神事』を経た馬が供出されたと推測されているのです。
賀茂神社は、「馬の聖地」として、全国の乗馬・競馬関係者らの信仰を集めています。
13:00〜=『賀茂祭』祭典(本殿大前にて)、14:30〜=御神幸・御旅所に到着、15:00頃〜=足伏走馬神事。

賀茂神社『足伏走馬』|近江八幡市|2024
開催日時 2024年5月6日(月・振替休)
所在地 滋賀県近江八幡市加茂町1691
場所 賀茂神社
関連HP 賀茂神社公式ホームページ
電車・バスで JR近江八幡駅からバスで15分、加茂東下車、徒歩5分
ドライブで 名神高速道路竜王ICから約10km
駐車場 臨時駐車場(50台)を開設予定
問い合わせ 賀茂神社 TEL:0748-33-0123/FAX:0748-36-3830
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

賀茂神社

2019年4月12日

 

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