「日本最北の古墳」は、北海道・江別市に! 埋葬者はどんな人!?
日本最北端の前方後円墳は、岩手県奥州市にある角塚古墳で、古墳時代、ヤマト王権の勢力北限と推測できますが、津軽海峡を渡った北海道の道央、江別市にある江別古墳群が、「日本最北の古墳」。ただし、平安時代初期を中心とした群集墳で…
日本最北端の前方後円墳は、岩手県奥州市にある角塚古墳で、古墳時代、ヤマト王権の勢力北限と推測できますが、津軽海峡を渡った北海道の道央、江別市にある江別古墳群が、「日本最北の古墳」。ただし、平安時代初期を中心とした群集墳で…
日本最南端の古墳といわれるのが、弥次ケ湯古墳(やじがゆこふん)。鹿児島県指宿市十二町にある5世紀後半〜6世紀前半に築造されたと推測される円墳。直径17.5mとさほど大きな古墳ではありませんが、近年、開聞岳の噴火の噴出物か…
全国の縄文遺跡から出土する宝石(アクセサリー)の代表がヒスイ。加工されたヒスイ製品の大部分は、現在の新潟県糸魚川市でつくられています。そのヒスイ工房の集落跡が、長者ケ原遺跡公園。東京ドーム3個分、13.6haもの面積を有…
北九州が一大工業地帯として発展し、日本が近代化を成し遂げたのは、筑豊炭田の石炭産業があったから。筑豊炭田の活況を背景に、貝島炭鉱が大正14年の輸入したドイツ・コッペル社(Orenstein & Koppel)製の…
奈良県奈良市の「平城宮跡」(国営平城宮跡歴史公園)の東側の市街地で、「幻の巨大古墳」ともいえる墳丘長200mにも及ぶ巨大な前方後円墳の痕跡が見つかっています。奈良市市教育委員会は2025年3月1日(土)、「佐紀池ノ尻古墳…
東京国立博物館(東京都台東区上野公園)の開館140周年記念で誕生した公式キャラクターが「トーハクくん」。そのモデル(モチーフ)となっているのは、埼玉県熊谷市の野原古墳群から出土した『踊る埴輪』(『踊る人々』)。東京国立博…
東国に古墳文化が現れるのは畿内から少し遅れてというのが常識ですが、そんな定説を覆すのが静岡県沼津市にある高尾山古墳(たかおさんこふん)。沼津市教育委員会によれば、建造されたのは女王・卑弥呼(ひみこ)が邪馬台国(やまたいこ…
鳥取県鳥取市青谷町にある弥生時代前期末(2400年前)〜古墳時代前期(1700年前)の集落遺跡が、青谷上寺地遺跡(あおやかみじちいせき)。平成12年に弥生人の人骨が大量に出土。その数はなんと109体もあり、なかには戦士の…
京都府城陽市にある前方後方墳が、芝ヶ原古墳(しばがはらこふん)。久津川古墳群(くつかわこふんぐん)の支群、芝ヶ原古墳群の1基で、建造されたのは女王・卑弥呼(ひみこ)が治めた邪馬台国があった3世紀前半〜中期。弥生時代から古…
松倉城は、16世紀後半、高山に進出した飛騨地方南部の領主・三木氏が拠点として標高856.7m、比高360mほどの松倉山(岐阜県高山市)に築いた中世の山城。尾根筋に堀切や曲輪を設け、山頂部には石垣で囲まれた本丸、二ノ丸、三…
埼玉県さいたま市にある「鉄道博物館」に静態保存されるナデ6110形式6141号電車。第一次世界大戦が始まった大正3年、鉄道院新橋工場で製造された車両で、国の重要文化財に指定。都市近郊における鉄道輸送の需要増大に対応して製…
明治5年、日本で最初の鉄道開業に際してイギリスから輸入された蒸気機関車(1両のみ輸入)が1号機関車。明治4年にバルカン・ファウンドリー社(Vulcan Foundry Co., Ltd.)で製造されたB型タンク機関車で、…
東京都町田市にある高ヶ坂石器時代遺跡(国の史跡)は、牢場、稲荷山、八幡平遺跡の3地点からなる縄文時代の集落(ムラ)跡。大正14年、植えたゴボウがなぜか曲がってしまったことで、偶然に発見されたのが、牢場遺跡の「敷石住居跡」…
倭国に邪馬台国(やまたいこく)が栄えた弥生時代(3世紀)の環壕集落が、大阪府高槻市の安満遺跡(あまいせき)。その背後の丘陵に築かれた安満宮山古墳(あまみややまこふん)から出土した銅鏡のうち、「青龍三年」銘の銅鏡が、『魏志…
縄文時代のイメージは、動物を捕獲する狩猟生活、そして海岸での漁労ですが、福井県三方上中郡若狭町にある縄文時代の遺跡、鳥浜貝塚からは、そんな常識を覆す植物遺体が見つかっています。「縄文のタイムカプセル」と称される遺跡から大…
古墳時代を調べると「古墳築造が隆盛を極めた時代」、そして弥生時代は「稲作が伝来し、食糧生産が始まってから前方後円墳が出現するまでの時代」となっています。ところが邪馬台国の卑弥呼が女王として君臨した3世紀の弥生時代にも巨大…
鉄道ファンから「ムーミン」と呼ばれる電気機関車があるのをご存知だろうか。それが埼玉県さいたま市の鉄道博物館に静態保存される国鉄EF55形電気機関車。鉄道博物館に保存されるのはEF55 1で、昭和11年の製造。当時は流線型…
古墳の築造が始まった時、それが弥生時代の終焉、古墳時代の始まりともいえますが、3世紀に西日本で誕生した古墳文化、東国への流入は4世紀頃のこと。東京23区内に現存する最古と目される古墳は、東京都大田区の宝萊山古墳(ほうらい…