【完全攻略ガイド】 「天空の城」備中松山城
岡山県高梁市、高梁川を眼下にする臥牛山(487m)の山上に建つ山城が、備中松山城。岩村城(岐阜県恵那市岩村町)、高取城(奈良県高取町)とともに日本三大山城のひとつ。往時の天守が残る現存12天守のうちでも唯一の山城で、雲の…
岡山県高梁市、高梁川を眼下にする臥牛山(487m)の山上に建つ山城が、備中松山城。岩村城(岐阜県恵那市岩村町)、高取城(奈良県高取町)とともに日本三大山城のひとつ。往時の天守が残る現存12天守のうちでも唯一の山城で、雲の…
備中松山城は、大松山・天神の丸・小松山・前山(下太鼓丸)という4つの峰からなる臥牛山山上に建つ山城。本丸は標高430mの小松山に位置し、その最高所に建つのが天守。二重櫓と同様に天和元年〜天和3年(1681年~1683年)…
織田信長が安土城を築城した際に築いた日本初となる天守(天主)は、展望塔ともいえる望楼型天主でしたが、関ヶ原合戦後には、築城の名手・藤堂高虎(とうどうたかとら)が近世型で地震や台風にも強いという層塔型天守を生み出しています…
滋賀県彦根市、国宝に指定される彦根城・天守は、牛蒡積み(ごぼうづみ)と呼ばれる一見雑に見えるが実は強固という石垣の上に三重の天守をのせたもの。天守完成の慶長11年(1606年)には、彦根藩はまだ18万石。石高に合わせたや…
鳥取県鳥取市にある藩政時代には池田氏12代の居城となった城が、鳥取城。標高263mの久松山(きゅうしょうざん)に築かれた城で、花崗岩からなる急峻な山で、まさに天然の要害。戦国時代には秀吉軍の過酷な兵糧攻めを受けた「鳥取の…
往時の天守が現存し、国宝、国の重要文化財に指定されるのは12天守。それ以外の多くの天守は、コンクリートや木造でおもに外観を復元した観光用の復興天守です。そんな天守ですが、実は天守が築かれた初期スタイルの「望楼型天守」と、…
国宝天守は、世界文化遺産登録の姫路城を筆頭に、松本城、犬山城、彦根城、そして松江城。松江城天守(島根県松江市)は、平成27年に国宝に加わったもの。なぜそれまで国の重要文化財だった天守が、国宝へと「格上げ」されたのでしょう…
千葉県市川市国府台、下総台地の西端、江戸川に面した台地上に広がる公園が、里見公園。里見公園と呼ばれるのは、中世に里見氏と北条氏の激戦の国府台城跡(こうのだいじょうせき)だから。曲亭馬琴の長編小説『南総里見八犬伝』のクライ…
江戸城の西端、内堀の現・半蔵濠に面した門が、半蔵門。江戸城築城時からの門だと推測され、大手門が正門であるのに対し、搦手門(からめてもん=裏門)的な存在です。眼の前が甲州街道で、内藤新宿へと通じています。服部半蔵ゆかりの半…
東京都千代田区、皇居(江戸城)の西端、半蔵濠に面した門が半蔵門。東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅の駅名由来になった門ですが、どこに門があるのかを知らない人が大半。それもそのはずで、皇居の一部で皇宮警察が守備し、一般には半蔵濠…
千葉県君津市久留里、久留里市街の東に位置する標高140mほどの尾根筋を利用した山城が、久留里城。戦国時代には上総(かずさ)に進出した里見氏の小田原北条氏に対する軍事拠点となった地。現在の天守は昭和53年に復興した模擬天守…
長野県千曲市、戸倉上山田温泉の背後、千曲川との比高220mの山上に築かれた戦国時代の連郭式山城が、荒砥城(あらとじょう)。長尾景虎(上杉謙信)に与した村上義清と、武田晴信(武田信玄)の攻防の地で、武田軍を二度にわたって撃…
小田原市のマンホールには小田原城、箱根連山の山並みと富士山、輦台(れんだい)で川を渡る様子がデザインされています。城下町・小田原は東海道五十三次の江戸から数えて9番目の宿場町でもあったのです。マンホールに描かれた川は、酒…
東京都千代田区にある宮内庁が管理する皇居附属の御苑が、皇居東御苑。旧江戸城の本丸と二の丸、三の丸跡を整備し、昭和43年から一般に公開。江戸城の本丸跡、天守台、二の丸庭園、さらに出入りを監視した旧百人番所など見どころも豊富…
福井県坂井市の丸岡城。丸岡城の天守は、現存12天守のひとつで、国の重要文化財に指定されていますが、坂井市と坂井市教育委員会は、天守の国宝化を目指し、城山整備基本計画を策定。江戸時代の城山の姿に復元しようという計画をスター…
兵庫県神戸市北区淡河町淡河にある、中世の城、淡河城(おうごじょう)。令和8年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公のひとり、豊臣秀長が唯一敗れた「淡河城の戦い」の舞台となったことは、あまり知られていません。城跡は本丸跡…
神奈川県藤沢市を走る国道1号(新湘南バイパス)。その北側に広がる舌状台地上が、中世の平山城、大庭城(おおばじょう)の遺構。大庭城址公園として整備されていますが、近年の調査で、その重要性が認識され、令和3年、「大庭城跡」と…
「桜と弘前城天守、岩木山」一緒に見るのは今年が最後というのをご存知でしょうか? 現在は修理工事のための仮設場所。2025年中にもとの天守台への移設工事が始まるため、「桜と弘前城天守、岩木山」をワンフレームに収めるのは今年…