甲府市(山梨)と名取市(宮城)にある巨大古墳の謎
ヤマト王権の象徴とされる前方後円墳は3世紀に現在の奈良県桜井市で誕生し、王権の勢力拡大の軌跡ともいわれるように全国に築かれました。東国では古墳時代後期、6世紀後半以降に巨大な前方後円墳が築かれていますが、その例外的存在が…
ヤマト王権の象徴とされる前方後円墳は3世紀に現在の奈良県桜井市で誕生し、王権の勢力拡大の軌跡ともいわれるように全国に築かれました。東国では古墳時代後期、6世紀後半以降に巨大な前方後円墳が築かれていますが、その例外的存在が…
東京都板橋区、板橋区立城北交通公園にひっそりと静態保存されるSL(蒸気機関車)に注目を。1912年、プロイセン王国(ドイツ帝国)で製造された軽便鉄道(ナローゲージ)の機関車を第一次世界大戦中に有田鉄道(和歌山県)が輸入し…
3世紀末の中国の史書『魏志倭人伝』に記される女王・卑弥呼が治める邪馬台国(やまたいこく)。九州説では佐賀県の吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)ではないかと推測する人が多いのですが、畿内説の有力な候補として浮上しているのが奈…
『魏志倭人伝』に記載される邪馬台国の女王・卑弥呼(ひみこ)の墓ともいわれるのが奈良県桜井市、箸墓古墳((はしはかこふん/3世紀中頃~後半の前方後円墳)ですが、同じ纒向古墳群(纒向遺跡)の纒向石塚古墳(まきむくいしづかこふ…
神奈川県川崎市多摩区、京王相模原線・京王よみうりランド駅の南東の丘陵にあるのが、小沢城の城跡。『新編武蔵風土記稿』に鎌倉時代初頭、小沢小太郎の居城だったと伝える中世の城で、麓を鎌倉街道が通り、北に多摩川が流れるという要衝…
江戸時代の藩は時代によって異なりますが、280藩前後。その藩主の出身国(出自)は、家康出身の三河国と織田信長、豊臣秀吉を生んだ尾張国で過半数を占めています。つまりは現在の愛知県出身者ということですが、国の特別史跡、国の史…
東京都内にある城といえばその代表格が国の特別史跡(都内には浜離宮、小石川後楽園と3ヶ所)に指定の江戸城ですが、実は八王子市内には中世の山城である八王子城、滝山城があり、なかでも滝山城は中世城郭の最高傑作ともいわれる城。深…
国の特別史跡、そして国の史跡の指定を受ける城跡(陣屋、台場などを含む)が日本一、つまりは「日本一城の多い県」は、意外にも兵庫県。瀬戸内海から日本海までに広がる戦国時代には、摂津国、播磨国、但馬国、丹波国、淡路国の5つの国…
全国の古墳の数は、「コンビニの3倍」といわれる16万基ほど。コンビニの数は5万6000軒ほどなので、ちょうど3倍ということに。古墳は円墳、前方後円墳、方墳など12種類に分けられますが、最も多いのは全国に14万4000基と…
江戸城本丸、二の丸、そして三の丸の一部は皇居附属庭園として整備され、皇居東御苑として一般公開されています。本丸には大奥、中奥などの建物があり、徳川幕府の中核、そして将軍のプライベート空間でもありましたが、現存する遺構はわ…
円形の墳丘に比較的小さな方形の張り出し部分が付いた古墳が、帆立貝形古墳。上空から見ると(つまりは平面図を描くと)帆立貝に似ていることからその名があります。円墳に方形の造り出しが付く「円墳アレンジ型」、前方後円墳の前方部が…
かつて江戸城の天守台や大奥・中奥などがあったのは、現在、宮内庁が所管する皇居附属の庭園・皇居東御苑(東京都千代田区)。城郭の石垣上に建てられた富士見多聞(現存)の北側にあるのが、謎を秘めた石室です。古墳の石室のようでも、…
円形の主丘+方形の突出部が前方後円墳ですが、方墳の上に円墳を乗せたような形状の古墳が「上円下方墳」。つまりは古墳の下部が円形、上部が方形という2段構造の古墳で、古墳時代後半に築かれています。さらに明治天皇、大正天皇、昭和…
古墳時代の終末期(7世紀半ば)に飛鳥地方で築かれたのが正八角形の八角墳(はっかくふん)。ヤマト王権の大王墓は前方後円墳に始まり、方墳を経て、八角墳が最終形態となっていることから、大王墓の最終形態ともいえますが、実は東日本…
日本全国の城好き・城めぐり愛好家が利用するサイト「攻城団」。全国189城の管理事務所や自治体、観光協会の協力を得てその有料、無料の入城者数を調査した結果、TOPは金沢城。2位には大阪城(大阪城公園)が前年2倍の集客で大躍…
日本全国の城好き・城めぐり愛好家が利用するサイト「攻城団」。全国189城の管理事務所や自治体、観光協会の協力を得てその有料入城者数を調査した結果、これまで首位だった名古屋城が首位から陥落。代わって大幅に入城者が増加した大…
中央の方形の墳丘(方墳)の両脇にさらに小型の方形の墳丘が付いている古墳のスタイルが、双方中方墳。よほど古墳に詳しい人でなければ聞いたこともないような名前ですが、実は国内にある双方中方墳は、三重県津市の明合古墳(あけあいこ…
大阪府南河内郡河南町(かなんちょう)にある金山古墳(かなやまこふん/墳丘長85.8m)は、大小ふたつの円丘を合わせた双円墳という不思議な古墳。全国に1例という希少な古墳で、北丘は2段に、南丘は3段に築かれ、墳丘の周囲には…