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佐原の町並み(香取市佐原伝統的建造物群保存地区)

佐原の町並み

江戸時代、利根川水運(内海江戸廻り航路)の川湊、物資の集散地として栄えた商都・佐原。水郷地帯からとれる良質な米と水により、酒、味噌、醤油などの醸造業も盛んでした。町の中心部を流れる小野川沿いには、古い商家や民家が軒を連ねる往時の町並みが保存され、関東地方では初の重伝建となる佐原伝統的建造物群保存地区に選定。

日本遺産「北総四都市江戸紀行」の構成資産にも

水郷・佐原は、徳川幕府の利根川の東遷政策で小野川が利根川と繋がると、利根川の舟運と香取街道や銚子道といった陸路との接続点として繁栄しました。
利根川の代表的な河岸として、江戸への荷の集積地として栄えたのです。

「木造や蔵造りの町家のほか、土蔵・洋風建築など 伝統的建造物が数多く残り、小野川や柳など周囲の環境と一体となって、利根川下流域の商業都市としての歴史的景観を良好に伝えている」ことが伝統的建造物群保存地区(重伝建)選定の理由。

さらに佐倉、成田、銚子とともに、日本遺産「北総四都市江戸紀行~江戸を感じる北総の町並み~」の構成資産にもなっています。

寛政5年(1793年)築の伊能忠敬旧宅(国の史跡)、千葉県指定文化財も8件(13棟)が小野川沿いや香取街道沿いに軒を連ねています。
千葉県の文化財に指定されるのは、三菱館(旧三菱銀行佐原支店/大正3年築)、福新呉服店(明治28年築)、中村屋商店(安政2年築)、正文堂(明治13年築)、正上(天保3年築)、小堀屋本店(明治25年築)、中村屋乾物店(明治25年)、旧油惣商店(明治33年)です。

「関東の柳川」ともいわれる川沿いでは、千本格子の店舗や土蔵造りの建物、高瀬舟の船着場である「だし」など、風情たっぷりの町並みを眺めることができます。
佐原を縦断する小野川には手漕ぎの和船タイプの観光遊覧船も運航(町おこしを担う「ぶれきめら」が運航)。
小江戸さわら舟めぐり「町なみコース」は所要30分。

佐原の町並み(香取市佐原伝統的建造物群保存地区)
名称 佐原の町並み(香取市佐原伝統的建造物群保存地区)/さわらのまちなみ(さわらでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)
所在地 千葉県香取市佐原イ
関連HP 香取市観光サイト
電車・バスで JR佐原駅から徒歩10分
ドライブで 東関東自動車道佐原香取ICから約4.4km
駐車場 町並み観光駐車場 (70台/有料)
問い合わせ 香取市商工観光課 TEL:0478-50-1212
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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