千葉県成田市、成田山表参道沿いに建つ、観光情報センターが、成田観光館。ミュージアムとしての機能もありますが、1階では専門スタッフが成田市内の観光のアドバイスもしてくれるから、成田山の門前散策前にはぜひ立ち寄りたい場所です。入口にはポケットパークもあって散策途中の休憩に絶好。
表参道途中にあり成田詣の歴史を解説
1階・2階の展示コーナーでは、『成田祇園祭』(奥之院・大日如来の祭礼、成田山祇園会/7月上旬)で使われる絢爛豪華な山車(だし)、毎年4月3日に行なわれる千葉県無形民俗文化財の『おどり花見』で使用される花車を展示、3階は江戸時代の成田詣で、成田への道今昔コーナーとして、江戸~成田間の2つのコースなど様々な展示が行なわれています。
イベント時には展示スペースを閉館する場合があるので注意が必要。
成田山新勝寺は、成田詣を通して江戸との文化的な交流が深く、江戸時代に門前町の中心である仲之町に江戸囃子と鉾山車(ほこだし)が登場。
これが有名な『成田祇園祭』。
成田観光館周辺にうなぎ屋が多いのも、江戸からの参詣者の好みだったためなのです。
江戸から成田へは日光街道北千住宿で分かれ、水戸街道新宿(葛飾区新宿)、八幡宿(市川市)、大和田宿(八千代市)、臼井宿(佐倉市)を経るのが成田街道(佐倉道)ですが、江戸の大旦那などは芸者とともに日本橋小網町から行徳船に乗り、旧江戸川の行徳新河岸で上陸、妙典、田尻、原木を経て船橋宿手前の船橋海神で成田街道に合流するルートをたどっています。
成田観光館 | |
名称 | 成田観光館/なりたかんこうかん |
所在地 | 千葉県成田市仲町383-1 |
関連HP | 成田市公式ホームページ |
電車・バスで | JR成田駅または、京成本線京成成田駅から徒歩10分 |
ドライブで | 東関東自動車道成田ICから約3.2kmで市営駐車場。駐車場から徒歩10分 |
駐車場 | 市営東和田駐車場(530台/有料) |
問い合わせ | 成田観光館 TEL:0476-24-3232 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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