前身は、741(天平13)年、聖武天皇の詔により、国家鎮護のために諸国に建立された国分寺(金光明四天王護国之寺)。往時の上総国分寺は伝承では平将門(たいらのまさかど)の乱で焼亡し、室町時代までに荒廃。現在の国分寺は、元禄年間(1688年〜1704年)に僧快応が再興した真言宗豊山派の寺です。
江戸時代に再興の国分寺の後継寺院
本尊は薬師如来で、山号も医王山。正式名は医王山清浄院国分寺です。
現存する薬師堂は1716(正徳6)年の建築で、市原市の文化財に指定。江戸時代中期建立の仁王門も市原市の文化財。
境内には1372(応安5)年造営の宝篋印塔もあり、「将門塔」と通称されています。
もとは菊間新皇塚古墳の墳丘上にあって「将門の墓」と伝承されてきましたが、形や刻まれた年号が将門の時代とは不一致です。
上総国分寺 | |
名称 | 上総国分寺/かずさこくぶんじ |
所在地 | 千葉県市原市惣社1-7-23 |
電車・バスで | JR内房線五井駅東口から小湊鉄道バス国分寺台行き・山倉こどもの国行きなどで市原市役所下車、徒歩8分 |
ドライブで | 館山自動車道市原ICから約4km |
駐車場 | 国分寺駐車場(20台/無料) |
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