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高蔵寺(高倉観音)

高蔵寺(高倉観音)

千葉県木更津市にある真言宗豊山派の古刹で、坂東三十三観音第30番札所が高蔵寺(高倉観音)。用明天皇の御代(585年~587年)に徳義が小像の観音菩薩を感得して寺を創建したと伝えられる古刹で、その観音像は行基自刻という観音像に納められています。 本尊は、正観世音菩薩です。

坂東三十三観音第30番札所

高床式の特異な本堂は大永6年(1526年)、総州の大守・藤原時重の建立で、享保年間(1716年~1736年)に大改修が施されています。

現在の木更津市矢那地区は、旧鎌足村で、藤原鎌足(ふじわらのかまたり)生誕の地という伝承もあり、藤原家とのつながりを感じさせる地。
歴史的には藤原鎌足は、大和国高市郡藤原出生とされていますが、藤原鎌足の父・中臣御食子(なかとみのみけこ)が鹿島神宮(祭神は藤原氏の氏神)の神官として東国に赴任していた可能性もないわけではありません。

鎌倉時代の初期に開設された坂東三十三観音霊場(坂東札所)は、全行程1300㎞に及ぶ巡礼の道。
毎年8月18日には『観音大祭』が執り行なわれています。

坂東三十三観音霊場間の距離・時間

第29番・海上山千葉寺(千葉市中央区千葉寺町161) — (39km/車45分) —第30番 平野山高蔵寺/高倉観音(千葉県木更津市矢那1245) — (27km/車40分) — 第31番・大悲山笠森寺/笠森観音(千葉県長生郡長南町笠森302)
※距離と時間はルートや交通状況により変動するため、およその目安です

高蔵寺(高倉観音)
名称 高蔵寺(高倉観音)/こうぞうじ(たかくらかんのん)
所在地 千葉県木更津市矢那1245
電車・バスで JR木更津駅から日東バス草敷・高倉線で25分、高倉観音下下車、徒歩10分
ドライブで 館山自動車道木更津北ICから約7km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 高蔵寺 TEL:0438-52-2675/FAX:0438-52-3820
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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