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太東海浜植物群落

太東海浜植物群落

全長60kmという九十九里浜の南端に位置する千葉県いすみ市の太東崎(たいとうざき)。断崖となる海岸線が4.5kmほど続きますが、その南側にはふたたび海浜砂丘が続きます。大正9年に太東海浜植物群落として、国の天然記念物に指定されています。ハマエンドウ、ハマヒルガオ、スカシユリなどが咲き、北海道の原生花園のような景観も!

7月下旬〜8月中旬にはスカシユリが見事に咲く

広大な砂浜と安定した砂丘、砂丘背後にクロマツ、ヤブツバキ、マルバグミなどの常緑広葉樹が生育しています。
砂丘に生育する植物は、トベラ、ヤブニッケイ、マルバグミ、テリハノイバラ、ハマヒルガオ、ハマエンドウ、ハマボウフウ、ラセイタソウ、ハマニガナ、コウボウムギ、ケカモノハシなど。

とくに6月には一面のハマヒルガオ、7月下旬〜8月中旬にはスカシユリ(いすみ市の花)を楽しむことができます。

往時には5haもあった群落ですが、浸食により小さな規模になり、昭和60年には一部が指定から解除されています。
その後、海岸に防波堤が完成し、現在では浸食から守られています。

ちなみに大正9年7月17日には、太東海浜植物群落と成東・東金食虫植物群落などが天然記念物に指定されていますが、これが日本における天然記念物の第一号になっています。

太東海浜植物群落
名称 太東海浜植物群落/たいとうかいひんしょくぶつぐんらく
所在地 千葉県いすみ市岬町和泉4363
関連HP いすみ市公式ホームページ
電車・バスで JR太東駅から徒歩40分。または、タクシーで10分
ドライブで 東金道路・圏央道東金ICから約38km
駐車場 20台/無料
問い合わせ いすみ市生涯学習課 TEL:0470-62-2811
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

太東埼灯台(太東崎)

2018年5月19日

 

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