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海士有木駅

海士有木駅

千葉県市原市にある小湊鐵道線の駅が海士有木駅(あまありきえき)。大正14年3月7日に開業した歴史ある駅で、開業当時の駅舎が現存し、国の登録有形文化財になっています(小湊鐵道の登録有形文化財駅10駅のひとつ)。山倉湖の湖畔にある「千葉こどもの国キッズダム」の最寄り駅(徒歩20分)になっています。

海士有木駅と千葉駅と結ぶ幻の路線計画も

設計・施工は鹿島組(現・鹿島建設)によるもので、木造平屋建て、寄棟造り、瓦葺き。
他の駅舎同様に壁面は下見板を張ってペイント塗りをし、洋風に仕上げています。
待合室の出札口や手荷物扱口カウンター、東側壁際のベンチは開業当初からのものです。

海士(あま)は、その昔、漁夫の集落があったこと、有木(ありき)は有木城に由来する地名です(明治7年、海士村と有木村が合併し、海士有木村に)。

小湊鐵道は、昭和32年に海士有木駅から京成千葉駅への延伸計画を立案し、免許を取得していますが、その後、京成電鉄が千葉県、千葉市、市原市、宅地開発公団(現・都市再生機構)からの出資を受けて第三セクターで設立した千葉急行電鉄に譲渡。
千葉急行電鉄は、ちはら台まで開通しましたが、その後、経営不振で千葉急行は解散、京成電鉄千原線として営業が継続され、ちはら台駅〜海士有木駅(営業キロでは10km弱)の免許は令和元年10月に失効、幻の路線と化しています。

名称 海士有木駅/ありまありきえき
所在地 千葉県市原市海士有木1813
関連HP 小湊鐵道公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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