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検見川駅

検見川駅

千葉県千葉市花見川区検見川町1丁目にある、京成電鉄千葉線の駅が、検見川駅(けみがわえき)。大正10年7月17日、津田沼駅〜千葉駅間の開通に合わせて開業した歴史ある駅で、当時は駅の南側まで海が迫っていたため、海水浴客、観光客の輸送という役割をも担っていました。

房総往還の宿場町近くに大正時代に生まれた駅

JR総武本線に新検見川駅(昭和26年開業)、京葉線に新検見川浜駅(昭和61年開業)がありますが、駅としては断然、京成電鉄が古い歴史あるため、検見川駅を名乗っているのです。
JR総武本線・新検見川駅までは徒歩約で5分程度の距離です。

検見は米の収穫前に、幕府または領主が役人を派遣して稲の出来を調べるという意味もありますが、室町時代には毛見などとも表記されていることから谷地同様に、湿地を表す「ケミ」に由来する地名とも推測できます。
また、古代に蝦夷(えみし)などの俘囚(ふしゅう)を花見川河口の津に築いた玄蕃寮(げんばりょう=ほうしまらひとのつかさ)に集め、検見したことが名の由来とする説もあり、定かでありません。

江戸前の寿司で「検見川を握ってくれ!」といわれれば、赤貝を指すというほど、赤貝の産地だった検見川。
千葉市の海岸線は、昭和20年代後半から埋め立てが進み(京葉線が走る部分は埋立地)、工場の誘致と市街化が進んだのです。

対する検見川駅周辺は、千葉街道(房総往還)の宿場で、上宿、中宿、下宿などという地名はその名残り。
金物屋の「マツヤ」は往時には旅籠(はたご=宿)だったとか。

普通列車のみの停車で、上野方面だけでなく、松戸行きもあります。
成田空港方面(京成本線)には京成津田沼駅にて乗換が必要。

検見川駅
名称 検見川駅/けみがわえき
所在地 千葉県千葉市花見川区検見川町1-791
関連HP 京成電鉄公式ホームページ
問い合わせ 検見川駅 TEL:043-272-0341
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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