一般的なイメージでは人口が少ないローカルな自治体が村、その次が町、発展した大規模な場合は市といった感じで、人口も村、町、市の順で増えていくと思われがちです。実際には人口が5万人以上の町(広島県府中町)も存在。逆に過疎化が進み、人口が3000人以下の市もあるのです。
上位には北海道の炭鉱で栄えた市が並ぶ
総務省が発表する2025年1月1日時点の住民基本台帳による人口データをもとに、人口の少ない市のTOP10をリストアップしました。
TOPの歌志内市は、炭鉱がピークだった昭和23年には人口4万6000人を抱え、炭都として発展しましたが、廃鉱とともに人口は急激に減少し、平成7年には最後まで採掘が行なわれた空知炭鉱が閉山となり、人口増の機運がみられない状態に陥っています。
1位〜6位までのうちの5市は、北海道でかつては石炭の街として活況を帯びた場所。
現在、村や町が市になるための要件は、地方自治法第8条第1項で、原則として人口が5万人以上と定められているので、遠く及ばない状況にまで転落しています。
かつての炭鉱の町以外では、漁業が主産業だった市の人口減少が多く、データからも近海漁業の衰退が危惧されています。
花笠音頭で知られる尾花沢市は、過去30年間で 人口の25%が減少していますが、若年層の流出、高齢化が最大の理由に。
これは全国の地方都市に共通の課題で、それが典型例にすぎません。
人口の少ない市TOP10
| 順位 | 市名 | 県名 | 2025年1月1日 住民基本台帳 | 2024年7月24日 住民基本台帳 |
| 1位 | 歌志内市 | 北海道 | 2584人 | 2668人 |
| 2位 | 夕張市 | 北海道 | 6107人 | 6411人 |
| 3位 | 三笠市 | 北海道 | 7268人 | 7465人 |
| 4位 | 赤平市 | 北海道 | 8464人 | 8471人 |
| 5位 | 珠洲市 | 石川県 | 1万1374人 | 1万2574人 |
| 6位 | 芦別市 | 北海道 | 1万1243人 | 1万1571人 |
| 7位 | 室戸市 | 高知県 | 1万1273人 | 1万1671人 |
| 8位 | 土佐清水市 | 高知県 | 1万1591人 | 1万1950人 |
| 9位 | 垂水市 | 鹿児島県 | 1万2973人 | 1万3258人 |
| 10位 | 尾花沢市 | 山形県 | 1万3529人 | 1万3996人 |
| 人口の少ない市 TOP10 | |
| 掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |













