12月19日は、東京・代々木錬兵場(現・代々木公園)で徳川好敏(とくがわよしとし)工兵大尉、日野熊蔵陸軍歩兵大尉が日本で初飛行に成功した日です。豊臣秀吉は太政大臣に任官され日、つまりは豊臣政権が誕生した日にもなっています。豊臣秀吉の命で26人のカトリック信者が長崎で磔になった「二十六聖人の殉教」の日でもあるのです。
徳川大尉初飛行に成功(日本人初飛行の日)
明治43年12月19日、東京・代々木錬兵場(現・代々木公園)で徳川好敏(とくがわよしとし)工兵大尉がアンリ・ファルマン機(フランスで製作された推進式の複葉機)、日野熊蔵陸軍歩兵大尉がドイツ製のハンス・グラーデ機で日本初飛行に成功しました。
先に飛んだのが徳川大尉で、飛行時間4分、飛行距離3000m、飛行高度は70mでした。
代々木公園には徳川好敏の像、日野熊蔵の像、「日本航空発始之地」記念碑が立っています。
日本で最初の飛行場は所沢につくられましたが、所沢で飛んだ日本初の国産軍用機は明治44年に徳川好敏大尉の設計・製作による会式一号機で、日本での初飛行に成功したアンリ・ファルマン機を参考に製造されました。
United Nations Day for South-South Cooperation
(国際南南協力デー)
1978年12月19日、国連総会で「ブエノスアイレス行動計画」が承認されました。
2004年の国連総会で制定された国際デーのひとつです。
秀吉太政大臣に
天正14年(1586年)12月19日、豊臣秀吉は太政大臣に任官されました。
これを機に豊臣姓を名乗るようになりました。
同年9月9日に正親町天皇から豊臣の姓を賜っており、太政大臣任官で豊臣政権が成立しました。
松平家康、徳川に改姓
永禄9年(1566年)12月19日、勅許を受けて徳川家康と改姓。
当時の習慣として、源氏か平氏か藤原氏か橘氏といったいわゆる「天下の四姓」につながらなければ叙位任官がかなわなかったことがあり、三河統一前後の家康は、三河守就任を機に、徳川家康を名乗るようになったのです。
その経緯に関しては諸説ありますが、近衛前久の意向で、藤原姓徳川氏となったというのが通説です。
三河国松平郷(現・愛知県豊橋市)出身であるはずの家康のルーツは、上野国新田郡新田荘世良田郷(現在の群馬県太田市世良田町)となったのです。
二十六聖人の殉教
慶長元年12月19日(1597年2月5日)、豊臣秀吉の命で26人のカトリック信者が長崎で磔(はりつけ)になりました。
26人は後にカトリック教会によって聖人の列に加えられたため、「日本二十六聖人」と呼ばれ、長崎市には日本二十六聖人記念聖堂(聖フィリッポ西坂教会)、日本二十六聖人記念館、日本二十六聖人記念碑があります。
有名な大浦天主堂(国宝)も正式名は日本二十六聖殉教者堂。
その名のとおり日本二十六聖人に捧げられた教会堂で、殉教地である長崎市西坂に向けて建てられています。
日本人初めて南極点に到達
昭和43年12月19日、第9次越冬隊・村山雅美(むらやままさよし)が南極点に到達しました。
大岡忠相忌日
宝暦元年12月19日(1752年2月3日)、時代劇でお馴染みの大岡越前こと大岡忠相(おおおかただすけ)は、病没。
法名は松雲院殿前越州刺史興誉仁山崇義大居士。
墓所は代々の領地のある神奈川県茅ヶ崎市堤の窓月山浄見寺。
東京都台東区谷中の慈雲山瑞輪寺。
豊川稲荷東京別院は大岡忠相邸内に祀られたのが始まり。
12月19日生まれの有名人は?
俳優・大前均、落語家・5代目鈴々舎馬風、女優・岡本麗、アナウンサー・山中秀樹、歌舞伎の3代目中村扇雀、ミュージシャン・YU-KI、歌手・石岡美紀、俳優・反町隆史、お笑い芸人(フットボールアワー)・岩尾望、タレント・藤崎奈々子、タレント・佐藤江梨子、女優・大村彩子ほか。
12月19日生まれの誕生花は?
スノーフレーク、霞草(かすみそう)、ストロベリーキャンドル(紅花詰草)
明日は何の日? 昨日は何の日?
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