かつて江戸川区は利根川の決壊(昭和22年、カスリーン台風)、 旧江戸川堤防決壊(昭和24年、キティ台風)などによる洪水被害に悩む地域でした。その後、スーパー堤防の完成、土地の埋め立てなどで、「浸水から親水へ」と転換し、日本初の親水公園となる古川親水公園など5ヶ所の親水公園が整備されています。
古川親水公園
開園:昭和48年度(国内の親水公園第1号)
河川名:古川(江戸川の旧河道)
規模:全長1200m
場所:江戸川区江戸川6丁目
特徴:行徳塩田で産する塩を江戸に運ぶ水路として江戸川の旧河道を利用して修復された船堀川が前身で、寛永6年(1629年)、人工河川(運河)の新川を掘削、船堀川は古川に
都会の中では回復不可能と思われていた汚濁した河川を再生、国内の親水公園第1号として誕生
昭和57年5月にはナイロビで開催された「国連人間環境会議」で紹介されるまでに
交通:都営地下鉄船堀駅・一之江駅、東京メトロ葛西駅から徒歩20分
小松川境川親水公園
開園:昭和57年4月1日から順次開園
河川名:小松川境川
規模:全長3930m
場所:江戸川区中央4丁目・本一色1丁目〜西小松川町
特徴:江戸川区の中心部を流れる小松川境川の水を再生し、せせらぎとして流す親水公園で、途中には8ヶ所のポンプ場が備えられて水を浄化
交通:JR新小岩駅から徒歩15分
新長島川親水公園
開園:平成3年5月12日
河川名:新長島川
規模:全長530m
場所:江戸川区清新町2丁目
特徴:葛西沖開発事業で葛西沖が埋め立てられ、長島川の新しい流路として誕生したのが新長島川ですが、新長島川も埋め立てられ、跡地が親水公園に
葛西親水四季の道を流れた旧江戸川の水が、新長島川親水公園の最上流部でろ過され、新長島川親水公園を通って新左近川親水公園に流れ込む仕組み
交通:東京メトロ西葛西駅から徒歩15分
新左近川親水公園
開園:平成5年7月21日
河川名:新左近川
規模:全長750m、17ha
場所:江戸川区臨海町2丁目・臨海町3丁目
特徴:新左近川は葛西沖開発事業で誕生した延長1.4kmの水路(公共溝渠)
新左近水門で荒川に注ぐ左近川沿いにつくられた親水公園で、カヌー場、ディキャンプ場も完備、体験カヌーも可能
交通:東京メトロ西葛西駅から徒歩20分、JR葛西臨海公園駅から徒歩20分
一之江境川親水公園
開園:平成4年11月から開園が始まり、平成8年4月に完成
河川名:一之江境川
規模:全長3200m
場所:江戸川区一之江1丁目〜船堀7丁目
特徴:川岸や川底が自然の河川に近い形で復元しているのも特徴
平成18年には、一之江境川親水公園沿線景観地区にも指定
交通:都営地下鉄船堀駅または一之江駅から徒歩10分
水遊びも楽しめる! 江戸川区の親水公園 全5ヶ所 | |
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