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2024年4月6日、新型車両273系・特急「やくも」デビュー!

新型車両273系・特急「やくも」

JR西日本は、岡山駅〜出雲市駅とを結び、山陽本線・伯備線・山陰本線経由で運行する特急「やくも」の新型車両273系を、2024年4月6日(土)から投入。2024年3月16日(土)のダイヤ改正からは全席指定席での運行となります。現行車両381系は順次、運行が終了となる予定。

「現役で活躍する最後の国鉄特急車両」も見納めに

特急「やくも」に利用される381系は、実は国鉄時代から走り続ける国内唯一の特急車両で、昭和57年7月、伯備線などの電化に伴って投入された、いわば「昭和レトロ車両」。
現在、往時の塗装を再現して復刻塗3種がJR西日本のリバイバル企画で運転されていますが、紫色が主体の「スーパーやくも色」は新型車両273系投入で、2024年4月5日の運行終了を予定。
クリーム色がベースの「国鉄色」、緑色の帯が入った「緑やくも色」は、新型車両273系が2024年6月30日までに全44両が投入される計画のため6月で運行終了となります。

投入完了後も一部の臨時列車を381系で運転する可能性があるとのことですが、実際には2024年6月で「現役で活躍する最後の国鉄特急車両」も見納め、乗り納めということに。

新型車両273系の最大のウリは、新たに開発・実用化した車上型の制御付自然振子方式の採用により、乗り心地が大幅に改善される点。
現行車両381系が遠心力を利用して車両が傾斜する自然振子方式を採用しているため、子供などが「乗り物酔いしやすい」といわれていました。
新型車両273系では GPSの活用で、カーブに差し掛かる手前で新型振子制御装置が作動、車体の傾斜を開始し、自然な乗り心地を実現、乗り物酔いが軽減するとのことです。

カラーリングは「やくもブロンズ」ですが、これは宍道湖の夕日「鬱金色」(うこんいろ)、奥出雲たたら製鉄「黄金色」(こがねいろ)、大山夏祭りのかがり火「銅色(あかがねいろ)」、石州瓦「赤銅色」(しゃくどういろ)など沿線のカラーをインスパイアしたもの。
普通車のシートには神事に用いられ魔除けの意味を持つ「麻の葉」模様を、グリーン車のシートには上等車両らしく、富と長寿の象徴とされる亀の甲羅をイメージした「積石亀甲」模様をデザインしています。

席タイプは普通車・グリーン車のほかに、新たに普通座席指定料金と同額で利用可能なセミコンパートメント席(中央に大きなテーブルを設置し、座席はフラットシートにもアレンジが可能)を採用し、ファミリーやグループ旅行にも対応しています。

セミコンパートメント席
2024年4月6日、新型車両273系・特急「やくも」デビュー!
開催日時 2024年4月6日(土) 〜
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

特急やくも「リバイバル塗装車両」が見納めに!

2024年4月6日(土)、特急「やくも」(岡山駅〜出雲市駅)に新型車両273系が投入されることで、現在運転されている振り子式特急形電車381系特急「やくも」「リバイバル塗装車両」は順次運行を終了する予定。JR西日本は、「お早めにご利用下さい

 

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