2025年11月14日(金)、新日本海フェリーの舞鶴〜小樽航路に新造フェリー「けやき」が就航。三菱重工業下関造船所で造船されたフェリーで、小樽港発舞鶴港行きが初航海。1万4300tの大型フェリーで、京都・歴史をコンセプトに、上品で優雅そして温かみのある船内デザインが特徴です。
上級船室とグリルを利用すれば、まさに「豪華客船の旅」に

大型フェリーは、個室化が進み快適性もアップしていますが、新造フェリー「けやき」もオーシャンビューの浴室を設けたスイートルーム(バス・トイレ付/2名定員、食事付)が2室、専用テラス付きデラックス(バス・トイレ付/2名定員)16室、シャワー・トイレが完備されたステート洋室(2名定員)30室、家族旅行に最適なステート和洋室(シャワー・トイレ付/4名定員)8室、ペットと同伴できるウィズペットルーム(シャワー・トイレ付/2名定員)5室と個室が並んでいます。
それ以外は、1名個室寝台のツーリストSが74名分、階段式2段寝台のツーリストAが44名、ドライバー室(個室寝台)30名となっています。
いわゆるカーペット敷き雑魚寝の2等船室はなく、完全なプライベート空間が確保されています。
ステート洋室、ステート和洋室でもシティホテル並みの値段なので、移動するホテルと考えれば、かなり手頃です。
注目は新日本海フェリーの売りでもあるレストラン。
グリルレストラン「大江山」では、「オーセントホテル小樽」監修の寄港地食材を使用した本格的なコース料理(和食または洋食)を提供。
タブレットオーダーシステムを採用したレストラン「しゅてん」は、カジュアルレストランです。
このほか、「龍宮」では、プロジェクションマッピングを駆使して壁面に浦島太郎などのテーマ性のある物語を投影、フェリー初となる異色の空間を演出しています。
展望大浴場には絶景が広がる露天風呂を併設。
3層吹き抜けのエントランス、2層吹き抜けのフォワードサロン「白竜」、寄港地の名産品やオリジナルグッズを揃えるショップと「動くリゾートホテル」といった感じです。
上級船室とグリルを組み合わせれば、まさに豪華客船顔負けの内容となることでしょう。
移動初段、節約としての夜行列車が見直されていますが、豪華フェリーも十分、検討する価値があります。
なお、新日本海フェリーでは2026年6月に新造フェリー「はまなす」(姉妹船)も舞鶴〜小樽に就航予定です。



| 舞鶴〜小樽航路に豪華新造フェリー「けやき」就航! | |
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