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川端通商店街

川端通商店街

福岡県福岡市博多区にある商都・博多でももっとも歴史のある商店街が川端通商店街(かわばたどおりしょうてんがい)。かつては海岸に面した博多の総鎮守・櫛田神社(くしだじんじゃ)。その門前町の川端町は博多で最初に栄えた商業の町。博多川に沿うようにして南北400mのアーケードに130軒を超える店が続いています。

博多でもっとも賑やかな商店街

大正初期、川原四姉弟によって創業され、川端ぜんざいと銘打ったぜんざいが有名。

周辺には寺が多く、「おててのしわとしわをあわせて、しあわせ。なぁーむぅー」のCMで有名な仏壇、仏具の「はせがわ」の本店・福岡本社も川端通商店街にあり(ルーツは福岡県直方市古町に創始の長谷川仏具店)、3階・4階には仏教美術の魅力を伝える美術工芸品のコレクションも展示。

『博多祇園山笠』(7月1日〜7月15日)期間中には、商店街にも飾り山笠が展示されるほか、「川端ぜんざい広場」では通年、祇園山笠の飾り山が飾られています。

11月15日〜11月20日の『せいもん払い』は、明治12年、博多下川端の漬物商「八尋金山堂」の八尋利兵衛の発案によって始まった大安売り。

川端通商店街の北側に博多リバレイン(イニミニマニモ、博多座)、南側にキャナルシティ博多と商業拠点に挟まれ、博多川を挟んだ西側は中洲です。

ちなみに、商店街の組合は、上川端商店街振興組合と川端中央商店街振興組合に分かれています。

川上音二郎と博多

商店街の入口に川上音二郎の像が置かれているのは、博多出身(現・福岡市博多区対馬小路に生誕)だから。
14歳の時、博多港から密航して大阪に渡り、無銭飲食で追われながら徒歩で東京へ移動し、増上寺の小僧時代に参詣する福沢諭吉に出会い、福沢諭吉の書生などをしながら、自由民権運動に参加。
寄席での出し物として生まれたのが世情を風刺した「権利、幸福嫌いな人に 自由湯(じゆうとう)をば飲ましたい オッペケペ」の歌詞で有名な「オッペケペー節」です。

明治24年、売れっ子芸者だった貞奴(さだやっこ)と結婚、「川上音二郎一座」を立ち上げ、日本初の女優・川上貞奴が誕生しています。
その後、アメリカでの興行の成功、パリ万博での公演など一世を風靡しています。
明治44年11月11日に舞台で倒れて死去。
墓がある博多駅前の承天寺で『川上音二郎忌』が行なわれています。

川上音二郎没後、川上貞奴は、電力王・福澤桃介と結ばれ、名古屋の「二葉御殿」で暮らしています。

川端通商店街
名称 川端通商店街/かわばたどおりしょうてんがい
所在地 福岡県福岡市博多区上川端町
関連HP 川端通商店街公式ホームページ
電車・バスで 市営地下鉄中洲川端駅からすぐ
ドライブで 福岡都市高速千代ランプから約800m
駐車場 川端高速駐車場(175台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 上川端商店街振興組合 TEL:092-281-6223/川端中央商店街振興組合 TEL:092-281-0222
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

承天寺

福岡県福岡市博多区、博多駅近くにある臨済宗東福寺派の古刹、承天寺(じょうてんじ)。仁治3年(1242年)、南宋出身の貿易商・謝国明が、南宋へ留学した聖一国師(円爾弁円)を開山として創建、日宋貿易に関わった寺で、境内には饂飩蕎麦発祥之地の碑(

櫛田神社

天平宝字元年(757年)に伊勢・松坂(現在の三重県松阪市)の櫛田神社から大幡大神(櫛田大神)の分霊を勧請して創建と伝えられている古社(平清盛創建という説もあります)が福岡市博多区に鎮座する櫛田神社。博多の総鎮守として信仰を集めてきました。博

せいもん払い

福岡県福岡市博多区、櫛田神社の裏手、川端通商店街(上川端商店街)にある漁師料理の店、せいもん払い。店名は博多版バーゲンセールの「せいもん払い」(もとは商売の神様・えびす講の祭りに由来)にあり、いかにも商人の街、中洲・川端らしいところ。新鮮な

 

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