福岡市糸島市を流れる川付川(かつきがわ)の水源地近く、背振山地の羽金山(標高900.2m)中腹、標高480mに懸る、落差24mの飛瀑が白糸の滝(白糸滝)。福岡県の名勝に指定される美しい滝で、周囲には樹齢300年とも伝わる萬龍楓(ばんりゅうかえで)が自生。こちらは福岡県指定の天然記念物となっています。
北条実政が滝に参籠して蒙古退散を祈願したという伝承も
川付川の清流にはサンショウウオも棲息、ヤマメ釣りも可能なほか、春の新緑、カエデが紅葉する秋も美しい場所です。
萬龍楓は、羽金山中腹に自生するムクロジ科のカエデ。
地上1mほどのところで分岐した側枝が発達し、その特徴的な樹形から萬龍楓と呼ばれています。
滝に近接した2本の萬龍楓が福岡県指定の天然記念物に指定。
周辺には、5000株10万本のアジサイが植樹され、6月中旬〜7月上旬に見頃を迎えます。
滝の懸る標高は480mですが、滝近くまで車道があり、渓流沿いには遊歩道も整備されています。
滝に隣接して「白糸の滝ふれあいの里 四季の茶屋」があり、白糸の滝名物のやまめ料理を味わうことができます。
夏にはヤマメの塩焼きや「そうめん流し」も体験できます。
車道沿いにある小倉山小蔵寺(白糸滝観音)は、明治の廃仏毀釈によって廃寺同然となった寺を昭和62年に再興した真言宗の寺。
元寇(弘安の役)の際、異国征伐大将軍となった北条実政(ほうじょうさねまさ)が白糸の滝に籠もって蒙古退散を祈願したという伝承のある寺です。
白糸の滝|糸島市 | |
名称 | 白糸の滝|糸島市/しらいとのたき |
所在地 | 福岡県糸島市白糸460-1 |
関連HP | 白糸の滝公式ホームページ |
電車・バスで | JR筑前前原駅から糸島市コミュニティバスで25分、白糸下車、徒歩25分 |
ドライブで | 西九州自動車道前原ICから約12km |
駐車場 | 200台/無料 |
問い合わせ | 白糸の滝ふれあいの里 TEL:092-323-2114 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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