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春日市奴国の丘歴史資料館

『魏志倭人伝』などに登場する奴国(なのくに)。その中心とされるのが福岡県春日市の奴国の丘歴史公園(須玖岡本遺跡)一帯。その一角に建つのが春日市奴国の丘歴史資料館で、春日市内の遺跡から出土した埋蔵文化財や、昭和初期の農具を中心とした民俗資料を収蔵展示しています。

奴国王墓や、青銅器生産工房を再現

「建武中元二(57)年、倭の奴国、奉貢朝賀す」と『後漢書』に記された奴国。
邪馬台国時代には青銅器やガラスの生産基地として発展しました。

考古常設展示室では、弥生時代のクニである奴国の王都であったと推定される須玖岡本遺跡出土資料を中心に、奴国王墓の出土品や、多数の青銅器・ガラス勾玉鋳型など奴国の特徴的な遺物を展示。

そのほか館内では、奴国王墓や、青銅器生産工房を再現。
奴国の丘歴史公園周辺の遺跡からは、弥生時代の青銅器を作るための石製の鋳型(いがた)などが多数出土。
鋳型から、この遺跡では矛・剣・鏃(やじり)・小銅鐸(しょうどうたく)などを作っていたことが判明しています。

春日市奴国の丘歴史資料館
名称春日市奴国の丘歴史資料館/かすがしなこくのおかれきししりょうかん
所在地福岡県春日市岡本3-57
関連HP春日市公式ホームページ
電車・バスでJR南福岡駅から徒歩20分
ドライブで九州自動車道太宰府ICから約5.4km
駐車場22台/無料
問い合わせ春日市奴国の丘歴史資料館 TEL:092-501-1144/FAX:092-573-1077
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材協力/福岡県

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