岐阜県高山市上川原町、益田街道(飛騨川沿いに美濃太田へと通じた尾張街道)沿いに建ち薬種商を営む「原三」商店の店舗兼用住宅だった町家が松本家住宅。現存する建物は、明治8年の大火を奇跡的に免れた江戸時代末期建築で、国の重要文化財に指定されています。無料で見学可能。
江戸時代には薬種商だったという町家
上一之町で、煙草、蝋燭(ろうそく)、練油(ねりあぶら)、金貸業を営んでいた松本家が明治45年に譲り受け、ほとんど手を加えることなく現代まで使用してきた建物です。
2階には中庭に面した茶室も配されています。
小庇、出格子をつける外観は、高山で典型的なスタイル。
高山の町家では最古という文政9年(1826年)築の漬物蔵、嘉永元年(1848年)築の米蔵も残されています。
益田街道(尾張街道)は、ヒノキなど飛騨の木材などを尾張、大坂、江戸に流送(川に流して輸送)するため、飛騨川沿いに付けられた街道(飛騨金山まで18里29町=73.7km)。
監視のために飛騨川両岸に道が付けられ、街道を兼ねて道路整備されていました。
現在の国道41号が益田街道(尾張街道)にあたります。
松本家住宅 | |
名称 | 松本家住宅/まつもとけじゅうたく |
所在地 | 岐阜県高山市上川原町125 |
関連HP | 高山市公式ホームページ |
電車・バスで | JR高山駅から徒歩20分 |
ドライブで | 高山清見道路(中部縦貫自動車道)高山ICから約5.5km |
駐車場 | 天満駐車場(104台/有料) |
問い合わせ | 松本家住宅 TEL:0577-36-5600 |
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