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円原川の伏流水

円原川の伏流水

岐阜県山県市(やまがたし)を流れる円原川(えんばらがわ)は、円原川の伏流水(円原の伏流水)として、岩間からこんこんと湧き出ること清冽な水で有名ですが、夏の朝を中心に、川霧のなかに光芒(こうぼう)という幻想的な光景を目にすることから近年、カメラマンやSNSで注目を浴びています。

水温と気温の温度差で川霧が発生!

川霧が立ち込める中、光が差し込む幻想的な光景は、7月〜8月の晴れた日の朝、7:00頃~9:00頃に出現する現象(8:00頃がピーク)。
なぜ川霧が発生するのかといえば、円原川は、伏流水となって地下で冷却され(水温は通年11度前後)、再度、水流となって地表に出た際に、気温と水温の差が大きいので、​川霧が発生するのです。
つまり、鍾乳洞の入口などで伏流水が霧状になるのと同じように、湧き出す部分が川霧の発生装置になっているのです。
「夏は冷たくて水遊びできません」(美山漁業協同組合)というほど冷たい水なのです。
夏の早朝、温度差で生じた川霧に朝日が当たり、気温が上昇する際に、光が差し込み、光芒となって幻想的なシーンが生まれるというわけです。

円原川の岩には苔がびっしりと付いているので、景観保護のため、苔を踏み荒らさないように注意を。
長靴を持参するのがベストです。

円原川は、長良川の源流のひとつで、神崎川に合流したのち武儀川となり、最終的には長良川に注ぎ込んでいます。

円原川の伏流水
名称 円原川の伏流水/えんばらのふくりゅうすい
所在地 岐阜県山県市円原
関連HP 山県市公式ホームページ
ドライブで 東海環状自動車道関広見ICから約26km
問い合わせ 山県市まちづくり・企業支援課 TEL:0581-22-6831/FAX:0581-22-2118
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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