田山花袋は明治4年12月13日(1872年1月22日)、栃木県邑楽郡館林町(越境合併により現在の群馬県館林市)に生誕。その移築された旧居が第二資料館にある田山花袋旧居です。昭和56年、館林市城町14番37号から第二資料館に移築されています。館林城内にあたる総郭のなか、裏宿六番町に建てられた武家屋敷の遺構です。
田山花袋の父は旧藩士だったため、建物は武家屋敷の遺構
旧館林藩士の子として生まれた田山花袋は、14歳で上京するまで館林で暮らしています。
明治10年の西南戦争で父が死去し、明治19年、田山家は親戚にこの家を売却し上京。
上京後の花袋は、次第に文学に傾倒していきます。
館林市の史跡となった田山花袋旧居は、田山花袋が7歳(明治11年)から14歳(明治19年)までおよそ8年間を過ごした家で、館林の思い出を書き綴った作品『ふる郷』(明治32年刊)には「なつかしきこの家」と記されています。
22.5坪の平屋の建物は、5部屋からなり、とくに玄関東の4畳の部屋は田山花袋が勉強した部屋と伝えられています。
ちなみに田山花袋旧居跡(群馬県館林市城町678-2)は、公園として整備されています。
田山花袋旧居(館林市第二資料館) | |
名称 | 田山花袋旧居(館林市第二資料館)/たやまかたいきゅうきょ(たてばやしだいにしりょうかん) |
所在地 | 群馬県館林市城町2-3 |
関連HP | 館林市公式ホームページ |
電車・バスで | 東武伊勢崎線館林駅から徒歩25分 |
ドライブで | 東北自動車道館林ICから約4km |
駐車場 | 尾曳駐車場(800台/無料) |
問い合わせ | 田山花袋旧居(館林市第二資料館) TEL:0276-74-9665 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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