サイトアイコン ニッポン旅マガジン

遠見山古墳

遠見山古墳

群馬県前橋市総社町総社にある総社古墳群の1基が、遠見山古墳。墳丘長87.5mの前方後円墳で、埋葬施設としては竪穴式石室だと推測されていますが明らかではありません。古墳名は墳丘が、中世に総社城の物見台として使われていたことに由来します。前橋市の史跡に指定。

総社古墳群で最初に築かれた古墳、開発草創期の盟主の墓

墳丘には葺石が張られ、テラスには円筒埴輪、形象埴輪が並んでいます。
墳丘周囲には周濠も確認され、周濠の底から6世紀初頭の榛名山の噴火で噴出した火山灰が確認されていることから、築造時期は、5世紀後半(古墳時代中期)頃と推測され、総社古墳群では最初に築かれた古墳であることがわかっています(遠見山古墳→王山古墳→総社二子山古墳→総社愛宕山古墳→宝塔山古墳→蛇穴山古墳の順)。

被葬者は、一帯の開発を手掛けて成功した豪族だと推測できます。

遠見山古墳
名称 遠見山古墳/とおみやまこふん
所在地 群馬県前橋市総社町総社給人城川1410
関連HP 前橋観光コンベンション協会公式ホームページ
電車・バスで JR群馬総社駅から徒歩20分
ドライブで 関越自動車道前橋ICから約5.5km
問い合わせ 前橋市文化財保護課 TEL:027-280-6511
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

総社二子山古墳

遠見山古墳(前方後円墳/全長66m)、王山古墳(前方後円墳/全長72m)、愛宕山古墳(方墳/辺長55m)、宝塔山古墳(方墳/辺長60m/国史跡)、蛇穴山古墳(方墳/辺長39m/国史跡)とともに、総社古墳群を構成する全長90mの前方後円墳が総

総社愛宕山古墳

群馬県前橋市総社町総社にある総社古墳群の1基(総社町10号墳)が、総社愛宕山古墳(そうじゃあたごやまこふん)。一辺56m、高さ8.5mの方墳で、横穴式石室を備え、石室内には凝灰岩製の家形石棺が据えられています(史跡指定はありません)。律令時

宝塔山古墳

群馬県前橋市総社町にある総社古墳群を構成する1基が、宝塔山古墳(ほうとうざんこふん)。一辺66m、高さ12mという大型の方墳で、埋葬施設として横穴式石室が備わり、刳抜式の家形石棺が置かれています。大化の改新の始まる7世紀中葉(古墳時代終末期

蛇穴山古墳

群馬県前橋市総社町にある総社古墳群の1基が、蛇穴山古墳(じゃけつざんこふん)。一辺44m、高さ5mの方墳で、埋葬施設として横穴式石室が備わっています。造営されたのは大化の改新以降、7世紀後半(古墳時代終末期)だと推測されています。国の史跡に

王山古墳

群馬県前橋市大渡町(おおわたりまち)にある総社古墳群の1基が、王山古墳(おうやまこふん)。墳丘長75.6mの前方後円墳で、埋葬施設として全長16.37mという長さを誇る横穴式石室が備わっています。横穴式石室を有する古墳としては東日本ではもっ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了