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名古山霊苑仏舎利塔

名古山霊苑仏舎利塔

兵庫県姫路市、昭和29年4月13日にインドのネール首相から贈られた仏舎利(釈迦の遺骨)を安置するための塔が、名古山霊苑仏舎利塔。高さ38mの中心塔(パゴダ)を6つの塔で囲む連立式で、四方に納骨堂を配しています。周辺は明治元年の戊辰の役以来の戦没殉難の英霊11万1千余柱を祀る陸軍墓地です。

仏舎利塔設計の第一人者、大岡實が設計の美しい塔

名古山霊苑は姫路市営の霊苑。
その中央、山頂部分に建つのが高さ36.7m、鉄筋コンクリート造り、白亜の連立ドームの仏舎利塔で、昭和35年4月8日落慶。
パゴダの内部は見学も可能で、塔内のドーム型天井には全長10mの鳳凰2羽が舞い、釈迦三尊像が金色に輝いています(毎年12月にすす払いが行なわれています)。
モザイク仕上げによる釈迦一代記全十景が描かれるなど、実に見事。
仏舎利は、中央の厨子(ずし)に安置されています。

仏舎利塔の設計は、浅草寺本堂、川崎大師平間寺本堂も手掛け、釧路仏舎利塔(昭和28年3月)を出発点に、数多くの仏舎利塔を設計する大岡實(おおおかみのる)。
仏舎利塔の設計にあたっては、インドを調査旅行し、インド建築の実際の手法の本質的なものを体得して手掛けているのです。
釧路に続いて設計したのが名古山霊苑仏舎利塔ですが、国宝姫路城の1kmほどしか離れていないところに、本格的なインド的な建築があることはあまり知られていません。

仏舎利塔の周辺には噴水池や石仏堂があり、噴水池のバルコニーからは市内を一望に。
名古山霊苑は、4月には桜、5月にはツツジが咲き誇り、花見客で賑わいます。

画像協力/姫路市

名古山霊苑仏舎利塔
名称 名古山霊苑仏舎利塔/なごやまれいえんぶっしゃりとう
所在地 兵庫県姫路市名古山町14-1
関連HP 名古山霊苑協会ホームページ
電車・バスで JR・山陽電鉄姫路駅から神姫バス今宿循環線で車崎下車、徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道山陽姫路東ICから約8km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 名古山霊苑 TEL:079-297-5030/FAX:079-297-5031
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

名古山霊苑

姫路城の西北約1kmにある公園墓地が名古山霊苑。鉄筋コンクリート造りの仏舎利塔が聳えています。4月には桜、5月にはツツジが咲き誇り、姫路市民の花見スポットにもなっていますが、噴水池のバルコニーからは姫路市街を一望にします。その高台、東宝塔跡

 

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