毎年9月第3月曜(敬老の日)13:00~、滋賀県米原市の日撫神社(ひなでじんじゃ)で『奉納角力・角力おどり』。日撫神社に伝わる角力おどりは、鎌倉時代前期、承久の乱(じょうきゅうのらん)の直前に、顔戸の隣村にある名超寺を密かに訪れた後鳥羽上皇を慰めるため、村人が力比べをしたことが創始と伝わります。
角力甚句にあわせて『角力おどり』を披露
『奉納角力・角力おどり』には、大関、関脇、小結の三役が神角力を奉納。
地元の豆力士たちが子供角力を奉納。
中入りには、若衆18人が土俵に登場し、一ツ拍子、三ツ拍子の珍しい角力甚句(すもうじんく)に合わせて、掛け声とともに土俵を踏みしめる角力おどりを披露します。
江戸時代に始まったもので、近年まで江戸末期に、彦根藩主・井伊家が奉納したという綸子、緞子織(絹の紋織物)の豪華な化粧まわしをつけて行なわれていました。
日撫神社は、社伝によれば3世紀初め、神功皇后が朝鮮出兵に勝利を収めたお礼に建立されたと伝わる古社。朝妻荘内11ヶ村の鎮守で、後鳥羽上皇の参拝などもあったが、壮麗な社殿は戦国時代の戦火などで焼失。現存する社殿は1723(亨保8)年の再建。鎌倉時代に造られた梵鐘は県指定の文化財。
日撫神社『奉納角力・角力おどり』|米原市 | |
開催日時 | 毎年9月第3月曜(敬老の日)13:00~ |
所在地 | 滋賀県米原市顔戸77 |
場所 | 日撫神社 |
関連HP | 米原市公式ホームページ |
電車・バスで | JR坂田駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 北陸自動車道米原ICから約3km |
駐車場 | 3台/無料 |
問い合わせ | 米原観光協会 TEL:0749-58-2227/FAX:0749-58-1197 |
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