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福山八幡宮・聡敏神社

福山八幡宮・聡敏神社

広島県福山市に鎮座する福山藩主・水野家ゆかりの神社が福山八幡宮。境内左奥に位置する聡敏神社(そうびんびんじゃ)は、初代の福山藩主である水野勝成(みずのかつなり)を祀った境内社。2代藩主・水野勝俊が福山城内に建立、その後、享保年間(1716年〜1736年)になって八幡宮境内に遷座しています。

水野勝成を「聡明俊敏」と讃えて祀る社

水野勝成は永禄7年(1564年)、三河国刈谷(現・愛知県刈谷市)の出身。
徳川家康のいとこ(家康の母・於大の方が忠重の姉)として、刈谷城を近世城郭に整え、大坂冬の陣、夏の陣で奮戦し、大和郡山(やまとこおりやま)を治めていましたが、元和5年(1619年)、福島正則の改易に伴い家康の命で外様大名に睨みをきかせる備後国に移封。
神辺城に代えて瀬戸内海交易の地でに城を構え、縁起のいい福山という名を決め、城造りと町割りを行ない、現在の繁栄の基礎を築きました。
社名も水野勝成を「聡明俊敏」と讃えるもの(墓所は菩提寺・賢忠寺/福山市寺町)。

元禄年間に5代・水野勝岑が2歳にして逝去し、後継ぎがないため御家断絶の危機となりますが、水野勝成の功績により、元禄16年、水野家(分家で勝成のひ孫にあたる水野勝長)は下総結城(しもうさゆうき=現・茨城県結城市)に1万8000石をもって再封されています。

水野勝成は、徳川二十八神将として日光東照宮に配祀されるほか、文化13年、結城聡敏神社として分霊が祀られています。

福山八幡宮・聡敏神社
名称 福山八幡宮・聡敏神社/ふくやまはちまんぐう・そうびんじんじゃ
所在地 広島県福山市北吉津町1-2-16
関連HP 福山八幡宮公式ホームページ
電車・バスで JR福山駅から徒歩10分、またはタクシーで3分
ドライブで 山陽自動車道福山東ICから約4.5km、福山SAスマートICから約5km
駐車場 70台/無料
問い合わせ 福山八幡宮社務所 TEL:084-924-0206
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

福山八幡宮

広島県福山市の福山城の北側、小高い丘(松廼尾山)に同型の社殿を持つ2つの神社が並ぶ、珍しいかたちの神社が福山八幡宮。福山藩初代藩主・水野勝成の福山城下町整備の際に、惣堂八幡宮(延広八幡宮)と野上八幡宮を城下に移し、4代藩主・水野勝種が天和3

 

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