瀬戸内海に浮かぶ大崎上島(広島県大崎上島町)の東岸、大三島側に向かう中ノ鼻の突端に建つ灯台が中ノ鼻灯台。潮の流れが速い難所である来島海峡を避け、三原瀬戸を航行する船が多かったため、明治時代に建設された9灯台のひとつ。明治27年5月17日初点灯の歴史ある灯台が現存し、平成27年に塗装し直されています。
三原瀬戸を守る9灯台のひとつ
塔高5.1mの石造で、同じ三原瀬戸を航行する船を守る高根島灯台(広島県尾道市/明治27年5月15日初点灯)と同じスタイル。
高台に建つので灯火部分は海面からは45.11mの高さに位置し、11.5海里(21km)先まで照らしています。
正面には同時期に建てられた大下島灯台(愛媛県今治市大下島/明治27年5月15日初点灯)が目に入りますが、現在でもこの海峡を大型の「飛鳥Ⅱ」などクルーズ船も利用しています。
この絶景を利用して、フジテレビ系のドラマ『海の上の診療所』(平成25年、主演・松田翔太)のロケ地にもなっています。
灯台背後に絶景温泉の「きのえ温泉 ホテル清風館」があり、日帰り入浴も可能。
中ノ鼻灯台 | |
名称 | 中ノ鼻灯台/なかのはなとうだい |
所在地 | 広島県豊田郡大崎上島町沖浦矢筒17-3 |
関連HP | 大崎上島町公式ホームページ |
電車・バスで | 天満港から徒歩20分 |
問い合わせ | 呉海上保安部交通課 TEL:0823−22−0999 |
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